KBCシネマにて。映画公式サイト⬇️
警官、弁護士として、台湾の未来のため、故郷台南のために尽力した湯德章。1947年の二二八事件で断頭台の露と消えた彼の生き様と足跡、そして残された家族の苦悩を追うドキュメンタリー映画です。
湯德章については知らないことも多かったので、勉強になりました。しかも、重いテーマの割にはタッチが軽く、くすりと笑えるシーンも。ただ、最初、湯德章のことをあまり語りたがらなかった姪ごさんと息子さん(実子ではなく姉の子を養子にしていた)の反応が非常にリアル。事件がいかに長い間タブーであったかがわかり、観るものの胸に迫ります。
それにしても湯德章と日本との関わりがこんなにも深かったとは。しかも彼のルーツが我が故郷にあったとは。驚きでしたね。
90歳近い息子さんが「(故居の)あの小さい部屋に戻りたい」と目を潤ませたラスト。二二八事件、白色テロにおける政治受難者。その家族の、今に至る苦しみに目を向けた作品がもっと見られればいいなと思います。
無実の罪で大事な人を殺されただけでなく、受難者の家族であることさえも隠して生きてこざるを得なかった多くの人達。台湾の歴史を勉強していくと、そんな存在に気付かされハッとします。蔡焜霖さんの伝記漫画『台湾の少年』⬇️を読んだ時にも同じような感想を持ちました。
パンフレット(1,000円)も充実した内容です⬇️


