「馬偕紀念醫院」と台湾の言語社会 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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2025年11月の台湾一人旅。台北2泊目はMRT雙連駅の近くに泊まったので、ここ⬇️「馬偕紀念醫院」の前も通りました。




病院の前に立つ銅像⬇️  この方が、宣教師でもあり医師でもあった「マカイ(マッケイ)」博士。台湾北部での台湾キリスト教長老教会の礎を築いた、その馬偕(ジョージ・L・マッケイ)博士を記念して作られた病院です。


日本語だと「マカイ記念病院」とか「マッケイ記念病院」と言われることが多いのですが、問題は中国語(台湾華語)の発音!マカイ(マッケイ)の中国語表記「馬偕」は、規範では「ㄇㄚˇㄒㄧㄝˊ(Mǎxié)」と読むようになっています。マカイとマーシエ、全然違って結構な違和感。



実は「馬偕」を「マカイ」と読むのは台湾語(「Má-kai」)。でも「蚵仔煎」は台湾語の発音「オアジェン」と、華語の発音「ㄜˊ子(ézǐ)」がかけ離れていても気にならないけど、人名の音訳の場合はどうなんだろう、と思ったりするのですが、


いいんです。マカイ博士は昔から馬偕(マカイ)博士として尊敬され親しまれてきています。漢字の読み方が華語なのか台湾語なのか、そんなこたあ、気にする必要はないのです。



言語の規範は、試験などでは必須でしょうが普段の生活にはほぼ関係ない。台湾の人々は、実に自由に多言語を操ります。中国語のバリエーションだけじゃない、台湾語も客家語も英語も日本語も奔放にミックスし、それを相手によって、或いは信念に基づいて、巧みに使い分ける。それが台湾、なのです。




ちなみに私が今年3月に行った淡水の《真理大學」も、このマカイさんゆかりの大学です。素敵な大学でした!