★台湾華語学習者の方には本当に百害あって一利なしの記事です。上からで本当に申し訳ないのですが、専門家の方のみの閲覧をお願いします、すみません!よろしくお願いいたします。
中国の普通話の教科書的表現ではまず見られない「給」の使い方が台湾華語(台湾国語)にはあります。これはほぼ台湾語の影響とみて間違いないと思われます。
但しこれらの台湾華語独特の使い方は、こんなふうに使いましょう、という規範的なものではなく、いわゆる「台湾国語」(台湾語の影響を強く受けた華語)に見られる現象としての表現です。今は使う人も少ないかもしれませんが、もしどこかで出てきたときに「おお、これか!」と思っていただければ幸いです。
「让」「被」(使役、受身等)を表す「給」
①使役「あなたにおごってもらう」
普通话 :我让你请。
台湾語 :我予(給)你請。
台湾華語:我給你請。
実際の文例:阿進,這個給你拿!
(すすむ、あんた、これ持って!)
*台湾語の「予hoō」は「給」と書く場合も多い。
※台湾語と台湾華語の場合、おごるのはあなた、荷物を持つのはすすむくんです。
※上に挙げた例文の「阿進,這個給你拿!」は漫画『流星花園』で出てきたセリフ。最初見た時はひょえーっとなりました。
➁受身「私は彼にぶたれた」
普通话 :我被他打了。
台湾語 :我予(給)伊拍。
台湾華語:我給他打了。
※台湾語、台湾華語の場合、なぐったのは彼です。
来源者のマーカーとしての「給」
③私は彼に本を借りる
普通話:我向他借書。
台湾語:我共(給)伊借冊。
台湾華語:我給他借書。
実際の例文:大嫂給我借了幾萬塊。
(義姉は私から数万元借りた)
*台湾語の「共」は「給」と書く場合も多い。
あと、「把」の意味で「給」が使われる場合もあります。これがまた恐ろしいのですが、力尽きました💦またいつか!
【参考文献】Lee,Chiachun「Contact-Induced Grammatical Change:The Case of Gei3 in Taiwan Mandarin」国立清華大学博士論文(2008)
