台湾でおでんを「黑輪」という理由ーー台湾ではダ行はラ行になりがち | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語は研究中(専門)、台湾語は独学中、台湾へはいつも一人旅!の、たまりが、台湾華語と台湾語、台湾旅行と台湾映画と台湾ドラマ、台湾文学について語り尽くします。詳しい自己紹介はテーマ「ごあいさつ」の中に。台湾語と台湾華語の違いについての説明もあります。

皆様ご存知のように台湾ではおでん🍢を「黑輪」と言います(關東煮とも言いますヨ)。なんでおでんが黒い輪っかなのか。

日本語の「おでん」が「黒輪」になるまでの超絶複雑なプロセス。マニアックにお楽しみください。

まず台湾(と博多)では「ダ行」が「ラ行」になりがち。という特徴により「おでん」は「おれん」に(「うどん」は「うろん」に)変化します。

台湾で日本語が「国語」だった時代はまだいわゆる「標準中国語」は使われていなかったので(1945以降に入ってきます)、大量の日本語はまず台湾語の語彙として使われるようになります。漢字表記しないものも多いのですが、「おれん」はたまたま台湾語で黒いという意味の「(o͘/お)」と輪っかの輪(lián/れん)」にピッタリはまり、「おでん」→「おれん」→「輪(o͘-lián/おれん)」と変わってゆきます。

戦後、中国語が台湾に入ってから台湾語で「黒い」を表す「(o͘/お)」が中国語の「黑(hēi)」に意訳され「黑輪」となりました。これを「おれん」と読むことはもう難しく、中国語読みの「hēilún/ㄏㄟㄌㄨㄣˊ」となってしまったと思われます。

はー。ややこすー。