日本語の「おでん」が「黒輪」になるまでの超絶複雑なプロセス。マニアックにお楽しみください。
まず台湾(と博多)では「ダ行」が「ラ行」になりがち。という特徴により「おでん」は「おれん」に(「うどん」は「うろん」に)変化します。
台湾で日本語が「国語」だった時代はまだいわゆる「標準中国語」は使われていなかったので(1945以降に入ってきます)、大量の日本語はまず台湾語の語彙として使われるようになります。漢字表記しないものも多いのですが、「おれん」はたまたま台湾語で黒いという意味の「烏(o͘/お)」と輪っかの「輪(lián/れん)」にピッタリはまり、「おでん」→「おれん」→「烏輪(o͘-lián/おれん)」と変わってゆきます。
戦後、中国語が台湾に入ってから台湾語で「黒い」を表す「烏(o͘/お)」が中国語の「黑(hēi)」に意訳され「黑輪」となりました。これを「おれん」と読むことはもう難しく、中国語読みの「hēilún/ㄏㄟㄌㄨㄣˊ」となってしまったと思われます。
はー。ややこすー。