中国映画『初恋の来た道』(1999)の中の中国 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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これまた何回も見た映画だが(最後はさすがに飽きた)、先日久しぶりに思い出した。言わずと知れた章子怡の出世作。いや、確かに、この映画の彼女は本当に可憐で美しい。「その時の母(章子怡)はまるで一枚の絵のようだった」とナレーションが語るあのシーン。同性の私でも心奪われるほど。

もう一つ印象的なシーンがある。好きな人が使ったという理由で大切にしていた磁器のお茶碗。割れてしまって心痛める娘のために、母親が流しの修理職人さんを家に呼ぶ。

この磁器の修理の場面、張藝謀監督のこだわりのシーンらしい。中国でも今ではほとんど見られなくなった伝統の技術、美しい映像となって見る者の胸を打つ。

沒那個金鋼鑽,就別攬那個瓷器活
(実力がないなら仕事を引き受けるな
 /できない仕事は請け負うな)

はこの修理の技から来ている。硬く尖ったもので陶磁器に穴を開け、割れた破片を縫い合わせていく技術だから、金や鋼やダイヤなどの硬いものを持ってないのなら陶磁器修理はできない。というわけです。