今回の訪台では(意図せずして)問題作ばかり見ているね。
そう、昨日書いた『樓下的房客』に続きこの香港映画『十年』(2015)も違った意味で「怖い」映画だった。
実はあまり予備知識無く見た。新聞の映画欄に書いてあったキャッチコピー、「台湾人不能不看的香港電影(台湾人が見ないわけにはいかない香港映画)」に惹かれて。
あと、中国本土では上映禁止になっているという情報だけで。
なので、オムニバスということも知らず
一作目から二作目に移るところで大混乱。
の上に、2作目が私の苦手とする、ストーリーがほとんどないアート系の映画だったもんでちょっとくじけそうになりました。
でも三作目からわかりやすくなって。と言うか、わかりやす過ぎくらいのメッセージ映画(プロパガンダ映画と評した感想も見た)で色々なものに怯えつつも、効きすぎクーラーに凍えつつも最後まで見通したのでした。
見終わった後で調べたら,今年3月の大阪アジアン映画祭ですでに日本公開済み。
(さすが大阪!)その映画祭のホームページには次のような説明がある。
香港の若手監督5人による5つの短編アンソロジー。香港が直面する重要問題についての決断と葛藤を描き、十年後の香港を問う話題作!
具体的に言うと、2025年の香港の姿を描いたSF。それもかなり悲観的に描かれていたので、見てるとなかなかにどよーんとしてしまう作品ではある。
でも映画の最後の最後にはちょびっとだけ救いがある。ま、こういう作品が香港で作れたり、台湾で上映されたりすること自体が救いなのだが。
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