そうなんです、台湾の社会の教科書がこれまた貴重な歴史資料でございまして。ご存じの方は多いと思いますが時の政権の方針次第で、社会(歴史や地理)で何を教えるかまーーったく異なってくるからですね。
私の台湾朋友たちは比較的年齢が高いので小・中学生の頃はまだ90年代以前の国民党政権時代。学校で習った歴史も地理もほぼ中国大陸のものだったといつも話してくれていました。
それが社会の民主化・本土化とともに、どんどん台湾のことを教える方向に舵が切られ、民進党政権時代にカリキュラムもぐぐぐーんと台湾化しました。
しかし昨年の7月、台湾の「課程綱要(学習指導要領)の改定で社会(歴史)の教科書がまた以前のような「中国史観」にもどされそうになり、反対した学生たちが教育部に突入した事件、まだ記憶に新しいですね。その後学生リーダーの林冠華くんが自殺したことは本当に痛ましいことでした。
私が持っているこの中一の社会科教科書↓2005年発行で、前回の民進党政権のときのやつなので中身はほぼ「台湾」です。表紙からして、パイワン族の少年ですから。

植民地期のことも詳しく。霧社事件(映画『セデク・バレ』で描かれた)のモーナ・ルーダオのことも↓

70年代、80年代のところの説明は、もう
なんか映画をみているみたい↓

実際、上のページの右側の写真は↑ホウシャオシエン監督の映画『童年往時』のポスター。いや、マジ面白いですけん。
巻末には地図の付録↓


眺めてるだけでも楽しいのです。