映画の中の台湾語 『大稻埕』その3 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾華語は研究中(専門)、台湾語は独学中、台湾へはいつも一人旅!の、たまりが、台湾華語と台湾語、台湾旅行と台湾映画と台湾ドラマ、台湾文学について語り尽くします。詳しい自己紹介はテーマ「ごあいさつ」の中に。台湾語と台湾華語の違いについての説明もあります。

前回の記事の最後に書いた「藝旦」。教養もあるハイソな「芸者」というような説明をしたが、映画を見ると今で言うアイドルとか芸能人に近い感じもある。台湾の辞書によると、「藝旦」になるためには「鑑札」という一種の免許が必要で、その試験に合格してはじめて「藝旦」という看板が掲げられる。ということである。なるほど。

あと、辞書には具体的に清代の同治年間から1945年までの間に、台北の大稻埕と台南で流行したとも書かれている。当時「大稻埕」と言えば、「藝旦」、だったらしい。DVDの特別収録編でも、「日本時代、『藝旦を見ずして大稻埕を語るべからず』という言葉がささやかれていた・・・。」と紹介されている。

いやいや、この映画、今回また見直してみて本当に勉強になった。ほぼ同時代の台湾を舞台にした映画『KANO』とは日本人の描き方が対照的で、日本人にはちょっとツライところもあるがそれが現実。それが歴史。目を背けるわけにはいかない。台湾の歴史を学ぶという意味では、この映画と『KANO』とセットで見るのがベストかもしれない。とも思う。

さて台湾語。セリフの9割は台湾語で、ものすごく勉強になる。台湾語に関するネタというかギャグも満載で、台湾語のわかる人には爆笑モノ、台湾語がちょびっとわかるたまりのような人には爆笑はできないけどクスッとは笑えるし何より勉強になる。この辺は『阿嬤的夢中情人』などとも共通するが、逆に言うと、台湾語がわからないと言葉遊び系のギャグや仕掛け(特にダジャレ系の翻訳は難しいので)を楽しみにくいということになる。やっぱり面白さが減るかな。こういう映画やドラマを見ると、台湾語熱がまたぐーんと高まりますね♡

聞き取りは、映画の前半、阿蕊(アールイ/簡嫚書)に一目ぼれした有西(ヨウシー/ヨウ・ション)、阿蕊を誘って散歩に出る場面。ヨウ・ションや簡嫚書の台湾語はわたしには聞きやすくてグッド。

自分は実は100年後の世界から来たのだとヨウシーが告白する。信じられるかい?と。アールイに、もしそうならどうやって来たのよ?ときかれ、街の絵を見ていたら中に吸い込まれ時代をさかのぼってきたと説明するヨウシー。80年、50年、そして最後に見たのは確か「日本が投降した」というビラがまかれているところだったと言うと、アールイが・・・。

長くなったのでいったんここで終わり。続きはまた書きます。
歹勢、パイセー!