今回、息子と話す中で改めて差別になり得る例え話を私はした。
何度も話してきたから、子供らは知った内容である。
私は息子に、本当の友達は決してこういう事はしない、言わないということを、私の経験から話した。

カーライルにきて20年近く、私には初めて出来たイギリス人の友人がいる。
友人は小麦肌になりたくて、日焼けサロンに通う。
私の色黒な肌をあなたはラッキーだ、オリーブ色の肌が美しい、羨ましいと言ってくれる。
しかしこれがもし、かつて私が職場で言われた「アジア人はどうしてあんな茶色肌なのか?欧米みたいに石鹸というものがアジアには無いんじゃないかしら?」と表現されたら、これを不快に感じたらそれはどう?かと息子に聞いてみた。
息子は「それは批判だから差別になる」と言った。

イギリスにおいて言うならば、例えば私の職場経験から言うと、同僚間でジョークの内容によっては「めちゃゲイやん」だと言う表現をする時はある。
例えば本社からマネキンのコーディネートサンプルがメールで送られてきて、早朝6時にレイアウト担当とマネキンを着せ替えている時、「このコーディネート…めちゃめちゃゲイじゃない?」と言って「ほんまや…イタリアなら受けそうな色合いと合わせ方やけど、こんな田舎でこれ…」と言った会話はスタッフ間であったりする事がある。
レイアウト担当にはゲイのスタッフもいるが、そこは悪意なきジョークとして彼らは笑う。
だから互いの関係性がしっかりあった上での発言はジョークとして使われるのは書いておかねばならない。

うちの子供達だって、イギリスで育ち暮らしていく中でこれらを耳にするはず。
ただ、今回は AIでなりすました本人を作ったという悪意があったかなかったかは知らんが、AIでなりすました本人を作る事がどういうことなのかを先生がどこまで説明出来たのかは知るはずもない。

とは言え今は知らないが、私が育った大阪だって、大人がふくよかな体型の人や子供に対し「ブタやな」と平気で言ったりしていた。
私もあえては書かないが、中学の先生から酷いあだ名を付けられていた。
時代的にそれは反論してはいけない、そういう時代だったかもしれないが、言われた事は生涯忘れない。

結局、今回のことはなかったことになったようである。
謝罪を希望した保護者は、希望はされたくないようである。
私は子育てをここでしかしたことがないから、ここの事しか書けないが、自分さえ良かったらルール違反をしても良い、注意されたら逆キレする親を職場と小学校で見てきた。
親になれば、とち狂った価値観の親とも共存しなければならない。
子から親は育てられるのだと思う。
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