カーライルのあるカンブリア州は今、大変な大雨続きで、警報が出っぱなしである。
川の横を通るたび、おお…と言いながら過ぎる。
カーライルからスコットランドに入って間もない場にDumfries という所があり、そこは浸水被害が大きい。
こんな寒くて暗い時期に浸水被害と、生活で使う橋や電車が無くなり、浸水した学校は休校のなかにあっても、被害に関係なかったすぐ横の地域ではハロウィンで子供達が家巡りをする。
また今年もハロウィンである。

去年まで、うちの子供はハロウィンで家々を渡り歩くという経験がほぼ無かった。
毎年、隣の優しき御主人から「うちに連れて来てや」と言われ、隣に行くだけのハロウィンで、住んでいた集落に家という家が20軒も無かった事もあるし、年寄ばかりが住んでいる家であるから暗くなってドアを開けるのが怖い事もあってか、張り紙に「ノックするな」と貼られていたりしたから行けなかったのである。

この夏に引っ越した場所は住宅地が裏にあり、学校も幼稚園もあるため家族暮らしがほとんどであるから、この地域はハロウィンを派手にやると仲良しお母さんから聞いていた。
それもあり、娘はクラスメイトと行く事になり、その同伴としてクラスメイトの両親とうちの夫、息子が行く事になった。

夫が子供の頃はハロウィンそのものの文化がまだスコットランドに無かったらしいが、それでもハロウィン文化が入った最初の年は友人らと大人無しで家巡りをしたという。
しかし私は小6であれ、娘とクラスメイトだけでは行かせないという希望をクラスメイトのお母さんに伝え、同伴で行く事になった。
というのも、去年見た未解決事件のドキュメンタリーで、かつてアメリカでハロウィンの日に友達とお菓子巡りをした帰りに行方不明になった少女の話を見てしまい、アカンで、アカンで〜!!と思ってしまったからである。

昔は当たり前に子供らだけで行っていたらしいが、今はほぼ大人が付いてくる。
それが一番安心である。

今年も玄関にはカボチャは置かず、一応お菓子は用意しておいた。
カボチャが無ければドアをノックしないのがルールであるも、関係なくドアを叩く大人同伴グループは毎年いる。
アメリカに長らく住んでいた同僚は、アメリカはさすがハロウィンの国だけあって、その辺のルールはきっちり守ると聞いた。
アメリカの家々のハロウィンは、一度でエエから見る価値ありと、住んでいた人は皆言う。
きっとアメリカに嫁いでいたら、私もハロウィンが好きになっていたのかも知れないが、そこは分からん。

子供が多く住む地域だけあり、子供達が貰ってきたお菓子は箱入りだったり、素敵なラッピングがほどこされており、訪れる子供達を喜ばせたいという気持ちが私には感動として響いた。
今までは面倒に思えたハロウィンであるが、来年からは嫌がらずに迎えれる気がした。
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