先日、何故かこの日に限り、店内は観光客でごった返した。
中国人客が大量に押し寄せ、例の如く試して気に喰わなかった商品は全て床に捨てていく。そこにインド人が20人ほど来た。
インド人も割と商品を床に捨てて行く人が多く、この日のこの時間、店内は一気に乱れてしまった。
そこへイスラム系と思われる客がかなり来た。
この方々が一番マナーがマシである。
セール商品ではない物を値切っては来るが、「NO!!」と強めに答えれば1度でちゃんと諦める。
商品を床に捨てる事もない。

そこにイギリス人ファミリーが来た。
夫は見るからに自分に自信のある白人タイプだった。
男前とでも思っているのか、服装からもその自信にみなぎった感は見え、身体もジムで鍛えてまっせ!!という胸筋を見せるようなシャツであった。
レジでアメリカンエキスプレスを使えない事に「〇ッキン、ユースレス!(役立たず)」と私に言ったが、いつものアメリカンエキスプレス優越感勘違い症の男であろうと気にしなかった。

さて、その男がアメリカンエキスプレスを使えない為、別のカードを財布から取り出していた時、男の携帯に電話がかかって来た。
電話を片耳に押し当て話す男の後ろには、大量の外国人観光客が入り乱れ、言語が飛び交い、私の横にいたバイトに「これと同じものを封を開けない状態で倉庫にないのか?」などと何とか理解できる英語で聞いていた。
その違う言語と声の大きさが自分の会話に支障があったのか、男は電話の相手に「ゴメン、今後ろに移民が〇ッキン(Fワード)クレイジーなくらい来てて・・しかもアメリカンエキスプレスも使えない・・」と言った。

その「移民」という言葉に引っかかったのが、イスラム系の男性客であった。
英語が完璧なまでのイギリス英語であったから、多分ここで生まれ育っている人だと推測されるが、「俺らは移民じゃねーよ!!」と電話男に言った。
ヤバい・・喧嘩になるかも・・と思い、レジ横にある警備員を呼ぶボタンを押した。
早ければ20秒くらいで来てくれる。

男は電話をつないだままカードで支払いつつ、「○ック・ユー!」と言った。
イスラム系の男性数人は店の前に立っていて、待ちかまえているようにも見えた。
そこに女性の警備員が来てくれた。
「もっと人数いる?」と私に警備員が聞いた時、店の前で口論が始まった。
無線ですぐに応援を頼んだ警備員は、果敢にも止めに入った。
人だかりが出来ていたが、男性警備員と男の家族の手前、言い合いで終わったようである。

先日、ロンドンのバス内で女性客が10代の男ら4人から暴行を受ける事件があったし、過去にはロンドン以外でもこのような移民に対する暴言などの事件があったり、その動画が公開されたりしている。
異言語は耳に障り、更に集団となれば異文化故かも知れないがマナーの悪さを不愉快に思えるのは私も実体験でよく分かる。
しかし、あえて「移民らが」と発言し、英語が分からないと思ったからかもしれないが、その言葉を言うべきではない。
私も「移民」と何度も言われてきた。
親しくもない夫の兄嫁の父母親にさえ「あんたら日本人は何でオーストラリアに移住するんや!日本人女は日本人男と結婚出来へんのか?!メルボルンは今や日本人だらけや!」と言われた事がある。
私と夫、夫の兄は激高したが、義父母はさほどこの言葉を気にしてはいなかった。
嫁に至っては笑っていた。

自分が移民となり初めて分かる事もある。
人気ブログランキングへ