日曜の午後から息子の様子がどうもおかしいなと思い、熱さましを飲ませたら、夜になって案の定、熱が出た。
翌朝は目が開かないほどに目が腫れあがり、目ヤニも大量に。
私も月、火曜と仕事が休めず、2日間は日本人の友人に子供を見てもらって乗り切った。
水曜の朝8時過ぎ、医師の診察を受け、息子には目薬が処方された。

さて、その夜。
娘もグッタリしていたので、とりあえず熱さましを飲ませた。
しかし、20分ほどして火が付いたように泣き始め、「耳が痛い」と言い出した。
中耳炎やろか・・

旦那が帰宅する夜10時まで耳周辺を冷やして乗り切り、そこから救急で病院へ連れて行った。
娘の耳を診察した医師から「耳の中が綺麗過ぎますね。掃除してるんですか?」と聞かれた。
「週1でプールに行っているので、その日は必ず水気を拭き取るために綿棒で掃除しています」と答えた。

医師から「ダメダメ。そんな事してるから感染症起こすのよ。もう掃除しないで」と怒られた。
初耳・・叫び

医師は「生まれて12,3年は耳の中なんて掃除しちゃ駄目。危な過ぎるわ」と言われた。
思わず「何もしなくて良いんですか?」と聞いてしまった。
医師は「そう。放置で良いの」ときっぱり。

謎が解けた。
私はイギリスに来た時、ある疑問を抱いた事があった。
それはイギリスに来てすぐ、保育園に1年ほど勤めていた時のこと。
園児たちの耳からオレンジ色のネタネタとした液状のものが耳の中からベットリ流れて出てきており、それが固まったままの子供が結構多かった。

それを見るたび「ゲロ・・キモイ・・」と思っていたし、何で掃除せーへんのやろ、親は・・と思っていた。
友人の子供もやはり、耳からいつもオレンジ色の粘り気のある液状の物が出ている。
娘の幼稚園の子供達も、やはりそういう子供が数人いる。

思わず医師に「欧米のルールですか?」と聞いてしまった。
医師は「世界の常識です」と言った。

綿棒で耳を掃除して良いのは大人だけで、子供は中学生になるまで掃除は禁止なのだそう。
しかし、ここで出産した時、保健師からも助産師からも何も言われなかった。
それは世界の常識であるから、わざわざ言う事ではないと言う事だったのだろうか・・

翌朝、娘が元気なので幼稚園に連れて行った。
幼稚園の前でよく話すお母さんと会ったので、この話をしてみた。
中学生の子供を筆頭に3人の息子を持つお母さんは「あー、アカンって言うな。せやけど、私やるで。だって耳の中からあんな気持ち悪いのが出たままって、私耐えられへんもん。綿棒で掃除するで。綿棒で掃除したから感染症になるのとは、また別問題やと思うけど」と言った。

日本人は欧米人に比べて耳垢が乾燥している傾向にあるから、もしかしたら考え方が違うのかも知れない。
がしかし、あの欧米人のオレンジ色のネトネトした耳垢こそ、綺麗に拭いた方が良いような気がするが、世界の常識ならば私の考えは間違っているのであろう。

3日後に40歳になる私には、ちょっと衝撃だった耳のお話。

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