一昨日の事。
職場のレジに立っていると、50代後半か60代の夫婦が来た。
買ったばかりと思われるスーツケースを持っており、それが良い感じだったので「素敵なスーツケースですね。どこで購入されたんですか?私も新しいのを買い替えようと思ってて・・」と声をかけた。
夫婦は「あーそこの・・・何だっけ?」などと言いながらお店を教えてくれた。

夫婦は「私達は2年に1度、オーストラリアのアデレードに孫に会いに行くから、頑丈かつ軽いのが欲しいと思ってて、丁度良いのがあったから・・」と言った。
おっと!!アデレード!!

私は思わず「私もアデレードに住んでいました」と答えた。
夫婦は「どこに住んでいたの?」と聞いた。
私は「ヘンリービーチとプロスペクトと・・」と住んでいた場所を答えた。

すると夫婦が「冗談でしょ!うちの娘夫婦と孫達はヘンリービーチに住んでるのよ!」と言う。
おお!!何という偶然だろうか!!

するとご主人が私に「あなたは何処の国の方?」と聞いた。
私は「日本です」と答える。
ついでに「その近くのグランジ小学校で日本語クラスの補助をしていたんです」とも言ってみた。

すると奥様が「ええ!!ちょっと待って!あなたが住んでいたのは、今から14、15年前じゃない?」と言った。
私「ええ、そうです」
奥さん「ああ!!あなた、私の孫2人の先生だと思うわ!」と言った。
ご主人が「あなた、OSAKAの出身ではないですか?」と言った。

まさしくビンゴである。

この方々の話から、お孫さん2人が通っていたグランジ小学校に私が1年ほどいて、調理実習(と言う名の、焼きそばとお好み焼きを焼いた事があった)をしたこと、一緒に遠足や合唱コンクールに行ったことなどなどを覚えておられた。

私は夫婦のお孫さん2人を教えていたらしい。
上の男の子は当時、(日本で言うところの生徒会長)をやっていた小6で、下の女の子は4年生だったらしい。

私は覚えていた。
生徒会長の男の子の家庭環境があまりにも複雑であったことと、しかし責任感が強くて頼もしく、皆から信頼されていた体格の立派な男の子であったからである。
名前は忘れたが、そんな内容を夫婦に話すと、「そう!!それそれ!!」と言った。
今もアデレードに暮らしていると言う。

感動したのは、下の女の子が私の日本語クラスの楽しさを忘れられず、大学で日本語を専攻した後、日本に行った事である。
現在、何との日本人男性と共に、六本木ヒルズに住んでいるとの事だった。
環境に関する仕事に就いているとの事である。
こんな偶然の出会いがあるのだろうか・・ましてや、こんなカーライルで・・と嬉しくなった。

彼女は私が日本に帰る前、学校で開いてくれたお別れ会の時に2ショットで撮った写真を、今も部屋に飾ってくれているとの事だった。

いやー無駄な経験とは無いもんですな。
過去が今に繋がっていると、改めて実感するのであった。

奥さんが私と握手し、「孫娘に早速メールしてみます。あなたと出会い、握手をしたと伝えます」と言ってお店を出られた。
あの頃が、ちょっと懐かしくなる出会いとなった。

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