月曜日の事。
近郊の小中学校の代表者による勉強報告会が、湖水地方のホテルで開催され、それに旦那も出席した。
夜、何とも言えない疲れ切った表情で帰宅した旦那。
「今日の報告会は・・何か・・言葉が無いわ・・」と言った。

内容は「幼児虐待と自殺について」であった。
朝9時から夕方5時まで、過去5年以内に起こった虐待死について、生い立ちから幼児が死に至るまで、また亡くなった当時、身体に受けていた傷などを写真で見るというものだった。

見るに耐えない写真の数々。
我が子と同じ4歳児でありながら、亡くなった当時の体重は9キロに満たず、38箇所もの火傷の跡、検死の結果、胃からは塩しか出てこなかった事実・・・こんな症例をいくつも見て討論する学校代表者達。
また、最近増えてきている中高生による自殺を、どう未然に防ぐべきかなどが討論された。

最近は教員が生徒の頭を撫でてもいけない、転んでも抱き上げて立たせてはいけないなどの様々な制約があるため、生徒から虐待の事実を言われない限り、身体を見る事も絶対に出来ない。
学校によってはプールや体育の授業などもあるが、全ての学校がプールや体育の授業を設けてはおらず、また親の方針でプールで泳がせたくない場合などもあり、特に虐待を受けている子供はプール授業に参加していないケースがほとんどだとか。

中高生は今やフェイスブックや自身のブログを各自持つ者が多い。
自殺予告はこういった個人のフェイスブックやブログ、Twitterなどで綴られる事が多いのであるが、しかしこれを担任がクラス全員分を個人的に毎日チェックするなど、時間的に無理が生じる。
親は我が子のフェイスブックやTwitterを把握している場合と、そうでない場合があり、自殺をどこまで親と担任が防げるのか。

数年前、娘の2歳検診の時に全裸で体重測定をした。
その時、体重測定もあるが、虐待による身体の傷などを見るのだなと直感的に思った。
担当の保健師さんも「そう、それもある」と言ったが、「虐待を与えている親は、基本的に検診には来ないけどね」とも言った。
そういう場合、手紙で何度も来て下さいと繰り返すが、家庭訪問を強引にするわけにも行かず、そのまま放置するしかないのが現状らしい。

これに解決策などあるのだろうか。
どこまで保健師や教師が関われば、状況は変わるのだろうか。
そんな疑問を抱く、心の痛む話を聞いた。

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