さて、クリスマスは長男夫婦(私の旦那の一番上の兄夫婦)の子供の誕生日でもある。
「クリスマスに生まれて可愛そう・・」コレが亡き義父、今も健在の義母の口癖であった。
ナンデ可愛そうなん???と思った私であったが、理由はこうである。

「クリスマスなんかに生まれたら、誰にも祝ってもらえず、誰からも覚えられない」これが理由である。
ならばクリスマスパーティと一緒にやったらエエんちゃうの?という私の問いに、「そんなんアカンよ。クリスマスやねんから、クリスマスをしなきゃ。誕生日は後回し」こうして、旦那の甥っ子の誕生日は、いつしか翌日26日になったのであった。

だからクリスマス当日が本当の誕生日であっても、誰も「ハッピーバースデー!」とは言わないし、プレゼントもカードも開けさせない。
「アンタの誕生日は明日やから!!」で終わる。

長男の嫁はオーストラリアで「シェフの資格」を持っている(らしい)がしかし、料理は一切しないし、誰もその料理を食べた事はない。
かつて自分の息子のために自分で誕生日ケーキを焼いたのは1度だけ。
今年もスーパーで買って来たやつか・・・と思いきや、何を思ったか「焼いて持って来てん」と言った嫁。

喜ぶ息子。
これで2度目の手作りケーキだからである。

「そろそろケーキのろうそくでも・・」と裏庭の倉庫からケーキを持って来た嫁。
どこに保管しとんねん!!しかも常温で・・

しかもケーキにラップをかけてるでもなく、ホイルで包んで来たわけでもなく、直に箱に入れてきた。
しかも靴の・・・
アンタ・・靴の箱て・・。何か嫌やねんけど・・
何でブーツの箱に入れて来んのよ・・。

11歳の子供の誕生日ケーキなのに・・何の飾りもない。
ココアスポンジに粉砂糖をかけただけである。
糖尿患者用ケーキか!!

「やれば出来るじゃない」と嫌味に義母が言うと、嫁は言った。
「8日前に作ってん。時間あったから」と・・
8日・・前?工場製造ケーキか!!

お前ヒマやないかー!!
何で8日前しか時間なかってん!!

クリスマス当日、朝から午後3時までTVを見ていた嫁。
誕生日会当日も、「朝9時半に起きてん」と言い、パーティが始まる午後2時までTVを見ながらゴロゴロしてた嫁。
死ぬほど時間あったやないかー!!ほな、今日作れよ!!

ケーキを切り分けながら、嫁は「パサパサやと思うで」と言った。
まだシットリなら、逆に恐いわ・・

案の定、フォークを刺し入れるとソボロ状に崩れていくケーキ・・・
パッサパサを通り超え、石のようなスポンジ。
しかもクリームも何も挟まっていないから、口の全水分が奪われる。
高齢者が餅を食べるリスク並みに、気を付けて食べなければ喉を詰まらせてしまう。

「パサパサやったら無理して食べんでエエで」と嫁は言った。
それを言うのなら、何故に今日作らなかったのか・・
しかも粉砂糖しか振りかけないのなら、わずか30分で出来たはずである。
謎多き嫁のケーキ・・次はいつ食べる事が出来るのだろうか・・。

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