月曜の午後3時半、娘のスイミングレッスンがある。
2階のテーブルから見学するのであるが、午後4時から幼児クラスに加え、反対側の25メートルプールでも小学生クラスが始まるため、4時前になると保護者と子供でメチャメチャ混みだす。
見学用のテーブルを確保しようと、皆取り合いになるため、いつも私は息子を抱きながら見ているが、たいてい誰かが「ここ、相席良いですか?」と聞いてくる。

先生の話を聞かず、自由に水の中を浮遊するため、名前を叫ばれまくっていた我が娘を恥ずかしい・・・と思いながら見ていると、同じクラスの女の子のお母さんが、1歳くらいになる息子さんを抱いて「ここ座っても良い?」と声をかけてきた。

「どうぞ」と言い、私は娘を見ていたのであるが、お母さんはテーブル一面に何かを広げた。
見ると絵カードであった。
そこには絵が書いてあり、アルファベットで文字も書いてある。

お母さんは息子に「これ何?」「これ何色?」と聞いている。
息子が「△×○」と勿論はっきりしない発音で答えると、「違うわ、グリーン、グリーンよ!言ってみて!グ、グリーン。グ、グ、グリ、グリーン」と教えていた。

息子は真似るが上手く出来ない。
それでも繰り返す。
私もつい、口の中で静かに「グ、グリ、グリーン」と言ってみる。
この私の発音なら、このお母さんから合格をもらえるやろか・・アカンやろな・・・

そうして30分間、お母さんは熱心に教えていた。
私・・あんなんしてへんけど・・・エエんやろか・・・
何も子供にしてへんけど・・

そうしてレッスンが終わる15分前の事。
小学生の男の子が「ここ座って良いですか?」と、水着姿で聞いて来た。
「どうぞ」と言うと、少年は宿題らしきものを広げ始めた。

すると母親らしき人が来て、「違うわよ!よく考えてみて!」とまあまあの声の大きさで言い出す。
どうやら書き取り問題をやっているようで、それは「耳」と言う意味の単語を書くのであるが、少年が間違えたらしかった。

母親は「そうじゃないでしょ?さっきもやったでしょ?昨日もやったでしょ?」と言う。
少年は「もう分からん!!全部分からん!!」と言い、えんぴつを頭に乗せたりしている。
母親は「どうして、そんなに集中力がないのよ!」と怒る。

少年は「集中力って何?」と聞く。
母親は「今、それは問題じゃないのよ!話をそらさないで」と言う。
少年は「だって、お母さんが言たのに?集中力って何?」と聞く。
母親は「ちょっと黙って!落ち着きなさい!!」と怒る。

私の向かいでは1歳の少年が英才教育を受け、横では怒られる少年・・・
この少年より私は英単語が書けないだろうか・・・ちょっと凹むのであった。

各家庭の育て方・・色々ですわな・・。

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