義父が亡くなって以来、義母は今まで食べていなかったものを食すようになってきた。
本人に自覚があるのかどうかは分からないが、例えば朝にたっぷりのカスタードクリームが入った揚げたてドーナツの5個入りを買って来て、それを1日食べるとか、菓子パン4個を1日に食べるとか、甘いチョコマフィン4個入りを1日で食べるとか・・

一緒にランチに行っても、今まで食べなかったピザやアメリカ系ジャンクフードを食べるようになった。
食後には必ずデザートを食すようになったらしい。

毎週土曜、私達は義母宅に泊まり、私が食事を作るため、食後のデザートを作るようになった。
おかげで義母は「楽しみ」だと言い、よく食べるようになったため、少し体系も元に戻って来た。

さて昨日は「イブズプディング」(昔の記事にレシピを掲載してあるので、今回は省略)を作るべく、りんごの皮をむいていたときの事。

義母がじーっとそれを見ながら「あなたのリンゴの剥き方、妙なのね・・・見た事ないわ、そんなやり方・・なんだか見てるとストレスになりそう・・」と言った。
えらいハッキリ言いはりましたな・・義母さん・・

私はリンゴを4つ切りし、それから真ん中の芯を落とし、外の皮をむく。
べつにコダワリでも何でもないが、昔からそうやってやってきたから、これが私のやり方。

義母は「イギリスでは、多分みんなリンゴを丸ごとの状態で皮をむき、それから芯を取ると思うわよ。あなたのやり方、料理番組でも見た事ないもの」と言った。

まあひとそれぞれやり方も違うやろから・・と思いながら続けていると、義母が再び言った。
「それ、日本人流?」と。
知らん!!知らん!!知らんわー!!
そんなん国関係ありなん?

人がどんな風にリンゴをむくなど、興味も持った事ない。
食べれるようになったらエエんと違いますのん?義母さん・・・
と言いながらも、1時間後に焼きあがったデザートに、たっぷり熱々のカスタードクリームをかけて堪能していた義母・・
喜んではるやん・・

もう義母の前では、リンゴは切らないと心に決めた夜であった。

人気ブログランキングへ