ここ数年、スペイン領に旅行に行く時、私たちは必ずアパートメントホテルに滞在する。
広々したキッチンもあるし、リビング、ダイニングテーブルもあるから、ゆったり過ごせるのである。

そのため、朝・昼・夜御飯は自分達ですべて調達しなければならない。
ホテルの近くには必ずスーパーやパン屋があるから、そこに毎朝通い、出来立てのバケットを買いに行くのである。
これもまた、楽しみの1つである。
朝から出来立てのバケット&美味しいハム達・・・イギリスとは違う味わいが楽しめるのである。
まあ、これが太る原因になるのであるが・・。

私は食材を見るのが好きなので、必ず旦那と一緒にスーパーに行く。
ここで気がつくのは、朝の買出しは圧倒的に御主人が来ているということである。

重そうに飲料水を片手に持ち、背負って来たリュックサックにバゲットを3本差し、更にビニール袋にハムか野菜だろうか・・もう片方の手で持ち、必死になってホテルへ向かって帰っている姿が、もう何とも健気というのか・・。
これぞ、まさに欧米女性の強さである。

朝のプールも同じ。
御主人が先に来て、日当たりのよいサンベッドを選び、そこに妻のバスタオルを敷く。

ゆっくり優雅に現れる妻。
しかし、椅子の位置が気に入らんのか、何やらアゴで指図している。
それを御主人は黙々と聞き、指示通りに位置を変える。

そうして妻が横たわると、何処かへ行く。
戻って来たかと思ったら、売店から英国の新聞と飲み物を買ってプールサイドに戻り、自分は子供達とプールで遊ぶ。
その間、妻は寝たり読んだり、飲んだりを繰り返す。

私の場合、旦那が朝からマラソンの練習に行くため(今回、滞在中の1週間、プロアマの人に付いて特訓を受けていた)、義母のサンベッド&飲み物確保と子供の世話は1人でしなければならない。
そのため、欧米によくある光景なのでるが、ナニー(子供の世話だけをするために雇われているアジア人)と間違われる事がある。

そう・・なぜなら、こんなに子供の面倒を見、せっせと動く嫁は、ここでは見ないからである。
あんなに偉そうにしても尚、愛される理由とは何なのか・・・文化なのか・・それとも御主人の諦めなのであろうか・・。

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