10年振りに、友人と連絡が取れた。
FACE BOOKという、アメリカ発祥の言わばブログみたいなもん。
利用者は、世界中に5億人を超えると言われている。

最近、このFACE BOOKで、友人が私を見つけてくれた。
実名と写真を掲載してあるので、友人がすぐに分かったらしい。

友人とは、10年ほど前にオーストラリアに住んでいたとき、1軒屋をシェアしていた人。
当時、大きな家に、4人で共同生活をしていた。
1人目・・・Tちゃん(政府機関で、DV(家庭内暴力など)を受ける女性を助ける仕事に関わっていた)
2人目・・・Eちゃん(母子総合病院の、女医であり外科医)
3人目・・・D男(漫画家の男性)
4人目・・・私

と構成されていた。

Tちゃんは、もともと、この家でD男さんと恋人同士として暮らしていた。
ところが、ある日突然、Tちゃんが「私、レズになってみたい」と言って、女性を愛し始めた。
が、2人は親友として、そのまま共同生活を続行。
なので、週末になると、Tちゃんの恋人女性が泊まりに来ていた。

Eちゃんは、外科医であり、これまたレズビアンであった。
平日は恋人のドイツ人女性がよく泊まりに来ていたが、週末になると同じ病院に勤務する男性医師が泊まりにきていた。
よって、両方いけるバイセクシャル。

D男さんは、至って普通の男性。
女性の恋人が、たまに来ていた。

そしてノーマルな私。

この4人で、ほぼ1年近くを過ごした。

週末になると、TちゃんとEちゃんのレズ&ゲイ友人が何人も来ていたため、よく庭で怪しいパーティを開いていたが、私は週末になるとサーフィンに逃げていたので、あまり関わることは無かった。
が、レズのカップルが「あの女と寝た」だの「取った、取られた」だのと、恋人をめぐり、髪の毛のつかみ合いで喧嘩しているのは、何度も目撃している。

こうして日本に帰国し、マメではない私は、段々とメールを返さなくなってしまい、連絡が途絶えてしまった。
そうして11年が経過しようとしていた矢先・・
私を見つけてくれたのである。

最近はなんと、レズを辞め、パプアニューギニア人と子供を作ったと書いてあった。BABY♂
文面ではレズ一時中止とあった。
また再開もあり得る言うことか・・

そして流れで私も、Eちゃんを探してみたら、10分くらいで見つかった。
Eちゃんも同じく、レズを辞め、あの時の男性医師と結婚して子供がいたのである。

この家に住むとき、一応、面接みたいなものがあった。
一応、主はTちゃんだったので、Tちゃんと食事をしながら面接めいたことをした。

「私はレズビアンですが、気にしませんか?」と聞かれた。
「気にしません」と私は答えた。

「あなたはレズビアンに興味がありますか?またはそうですか?」と聞かれた。
「いえ違います」とすんなり言えば良いものを、英語がほとんど出来なかった私は「私は男が好きだ」と英語でストレートに言ってしまった。えっ・・・

自分の中で、いやいや、決して男好きとか言う意味ではなく、普通に男性を対象に恋愛をしますと答えたかったが、妙に構えてしまい、結果、直球で答えてしまった。

Tちゃんは「遠慮なく、男性を家に連れてきてね。私達もそうだから」と言った。
結局、私は1年、1度たりとも外国人男性からモテたことはなく、電話番号も聞かれた事がなく、誰も呼ばずに家を去ったのであった。

あの子・・・家に一度も男性を呼ばなかったけど、本当は隠れレズビアンだったのでは・・?と思われているだろうか・・などと考えながら、日本に帰国したのである。
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