職場でまあまあ私を可愛がってくれていた人がいた。
その人は旅先のジャマイカで身ごもり、イギリスに帰国後、18歳で息子を1人で産み、今その息子も16歳となった。
まあ、若い頃はあまり頭の良い女ではなかったらしい。

その息子が年上の女に狂ってしまい、学校も行かずに、今年になって3回妊娠させ、中絶をした。
ここでは3回以上、中絶手術は受ける事が出来ない決まりになっている。
4回目の妊娠報告はまだ聞いていないが、次に出来るのも時間の問題である。

先日、アメリカの雑誌を読んでいたら、中絶に反対する団体と支援する団体があり、中絶を専門にする医師が、何者かに射殺された事件が載っていた。
「中絶は人殺し」と看板を掲げた人達の写真と、「中絶は人助け」と看板を掲げた人達の写真が掲載されてあった。

アメリカのように、レイプ事件や近親相姦の多い国では、望まない妊娠も多く、「それも生命だから守るべき。宿った子供に罪はない」という意見と、「望まない子供、ましてや自分を犯した相手の子供を産みたくない」という意見を尊重するかどうかで、もう何年もの間議論されているようであった。

顔を隠して掲載されている、4名の中絶専門の医師は「特別な施設の人間以外は、自分の仕事を知らない。自分の命が危ないからである」と言っていた。

中絶には色んな意見があると思うが、考え深い記事であった。