旦那の勤めている小学校に行ってきた。
放課後だったので、生徒はいなかったが、掃除のオバチャンがいつ仕事を始めるのか、もう始めているのか、ただひたすらに喋っていた。

旦那の担当は小学校1年生、ここでは5歳児である。
クラス内には8台のパソコンがあり、週2回、パソコンの練習が授業に組み込まれている。
また、クラス内には本物のミニカフェもあり、ここで牛乳や果物も買えるようになっている。

子供達が交代制で店番をし、お金について学んだり、物を買うときはお金を払う事を教えるためでもある。
前にも書いたように、ここのエリアは独特で、95%の親は仕事をしていない。
仕事ができないのではなく、働かないのである。

刑務所に服役中の親がいる子供もわんさかいるし、親がシャブ中毒で子供はよその家に預けられ、そこから通っている子供もいるし、万引きで生計を立てている家もかなりある。

親が子供に朝ご飯を食べさせないから、学校が牛乳とビスケットを与え始めたが最後・・
弁当さえ持たせなくなってしまった。

他の子が食べているのに、「お前の親は弁当を持たせないから、1日空腹で過ごせ」とは言えない。
現に、空腹で眠ってしまう子供も多いため、学校が仕方なく弁当を忘れた子供にランチを与えはじめた。

そうなれば、「あの小学校はタダでランチがもらえる」とばかりに、95%の親が弁当をもたせなくなってしまった。
そこで学校が、弁当代を請求・・といっても月300円である。

当然、払う親はいない。
「300円払うくらいなら、食べさせていらん」と言う。
こうして、この学校だけは政府から支援をもらい、子供達に朝ご飯と給食を出す小学校となてしまったのである。

そんなわけで、万引きをして暮らしている親に育っても、「物を買うときはお金を払う」ということを、少しでも教えようと、学校側も必死なのである。