お休みの昨日、わたしは旭川市の動物愛護センターに行ってきました。

なぜ行ったかというと、前から何かお手伝いできることはないか?と考えていたからです。

このたび、旭川に新しく動物愛護センターというものができました。
その施設には洗浄室(犬、猫を洗う部屋)があるということなので、トリマーという職業をしているので、譲渡前の犬、猫を洗ってきれいにしてあげるとこぐらいはできるかなーと思って話を聞きに行きました。

まず、


駐車場での出来事。愛犬、ハルを車に乗せて
駐車場に車を入れようと思って入ったのですが、市役所駐車場って書いてあったので、駐車場のおじさんに「愛護センターのほうに行きたいんですけど、ここに車を停めていいんですか?」と尋ねました。
するとおじさんはすごくぶっきらぼうに「どうぞ。」と一言。なんだ、愛想のない人だなーって思ったのがその時の印象でした。


そして、中に入って受付をし、まず保護されてる犬、猫、カメを見せていただきました。
猫は大半が元飼い猫。
のこりは迷い猫。
野良猫と言われる猫はいませんでした。(野良猫は保護(捕獲)するのが難しいためだと案内してくれた人は言っていました)
なので、半分くらいの猫は人懐っこい猫、残りは警戒心があってトイレに隠れてる猫でした。

続いて、犬。
これだけミックス犬や雑種がいる世の中、ブランド犬しかいませんでした。
1番長い子で約1か月の施設生活。
結構、譲渡率は高いとのことでした。
威嚇するような子はいなく、皆、ただただじっとこちらを見ていました。

お世話する人は市役所の職員
犬のことも猫のことも知らない人たちです。

私の目の前に、顔の表情も読み取れないほどの毛が伸び放題のシーズー犬がいる。
アンダーコートがびっしりで、かゆそうに体を掻いてるパピヨンがいる。
耳ダニがいて痒そうに耳を掻き、目やにがついてるチワワがいる。

この子たち、きっと清潔にしてあげたらすぐ新しい飼い主が見つかるんじゃないかな?っていう子たちばかり。

私は何ができるんだろう・・・・
私はこの子たちの新しい飼い主にはなれない。
じゃ、ただの冷やかしで見に行ったのか?
もし、この中の1匹を受け入れられる環境だとしよう。
私は、このケージにいるワンコたちの中から1匹だけどれにしようかな~?って選ぶの?
選ばれなかった子はどんな気持ちなんだろう。
簡単には手を出せない。
簡単に助けたいなんて言えない。
簡単に彼らに手を差し出すことはできない。
考えすぎなんだろうか?
中途半端に愛情を注ぐことなんてできない。
そんな気持ちでケージから出して抱きしめてあげることなんてできない。

そんな自問自答を繰り返しながら、できることから何かしてあげたいって強く思いました。

そんな私ができること。。
やっぱりわんちゃんを清潔な状態にしてあげること。(決して、環境が不潔なわけではありません。)被毛の手入れをしてあげて、飼い犬本来の姿に戻してあげること。
新しい飼い主さんが、待ち遠しくなるように、愛情をいっぱい注いであげれるようにかわいくしてあげること。それだったら、力になれるんじゃないか、と思いました。

最後に受付で、この胸の内を職員の方に言いました。
「私は、トリマーです。何かお手伝いできることがあったら、お手伝いさせてください。」と。

職員の方の返事はこうでした。
「今はボランティアとかまだ募集してないんです。募集するとしたら、広報などで呼びかけるので、それに応募してください。」
決まりですから。私の一存では決められない。規則ですから。

なんだか、そんなモン?日本の社会ってそんなモン?
少しくらい受け入れてくれるかな?力になれるかな?って思ってた私は、それは勝手な『エゴ』にすぎないのか。っと少し落ち込みました。

力になりたくてもなれない。必要とされてない。

「いつでも連絡ください!」無理やり名刺を置いて施設をあとにしました。

帰りに駐車場のおじさんにチケットを渡したら、おじさんが・・・
「犬捨てに来たんじゃなかったんだ。」とハルを見ながら言いました。
「えっ?」って思ったけど、「そんなかわいい子、手放すわけないよね!笑」って。
そっか。愛想のない態度は気のせいじゃなく、駐車場にいるおじさんは、いつもここで、最初に施設に預けられる動物たちを見てきたんだ。
そう思うなんて切なく、つらい仕事なんだ。って。

私は結局何もできないまま、涙をこらえきれず帰りました。

長い文章、読んでくださってありがとうございました。
これは、あくまでも私が、保護センターを訪ねて感じたことです。
いろいろな意見があると思います。
私の中では答えはありませんでした。