旦那さまが残してくれたもの。
それは看板のデザインです。
彼はお店をオープンした時に、看板のデザインを時間をかけて作ってくれました。
デザインはあったものの、看板として使ってなくて、ショップカードや名刺に使っていました。
看板がないお店で、お客様には「どこにあるの~?」と道案内の電話がかかってきたりしていましたが、それでもお客様には途切れることなく来ていただいました。
彼がいなくなって閉店も考えて、それでも今でもお店続けています。
いっそのこと、隠れ家的な感じで、看板をあげずにいこうかと思いましたが、せっかく彼が考えて作ってくれたデザイン。
看板をあげようと決めました。
彼は今どこで、何をしているのでしょうか?
彼は私がお店を続けていることを喜んでいてくれてるかな?
看板を作って喜んでくれてるかな?
そのデザインいいね!って自分で言ってるかな?
まだまだ、彼と過ごした楽しい思い出よりも、いなくなった辛さのほうが強くて、
看板を設置してくれてる業者さんをトリミングしながら見ていて、泣いてしまいました。
この看板をみる度にしばらくは思い出して泣いてしまうかもしれないけど、
いつかきっと彼の気配を感じながら笑って見れる日が来ると思います。
『見てますか?あなたが、デザインしてくれた看板ができたよ。いっぱい夢の詰まった看板。ちゃんと近くで見て見守っていてね』

