飼い主さんと動物の
架け橋を作り支える獣医師
かわの わいちろう
です

 

 

 

はじめましての方は

獣医師《かわの わいちろう》について
ご覧下さい。

 

獣医師 《かわの わいちろう》について

 

 

《獣医師かわの わいちろう》

 

◆飼い主さんに寄り添って20年

◇町医者(総合診療医)だからこそ出来る事がある

◆獣医療をより身近に感じて頂けると幸いです

 

飼い主さんにとって、動物にとって

自分の経験を活かし何か出来る事はないか。

 

飼い主さんと動物の架け橋を作り支える為に

 

現在獣医師臨床現場その他も含め活動中

 

 

定期的に絞っているのに、、、 

 

 

インスタライブ

次のような質問を頂きました。

 

「肛門腺について、定期的に絞っていても詰まるのに、何か原因はありますか?」
 
 
 
 
とても臭い肛門腺、
溜まりやすい子そうでない子がいます。
 
この違いは何でしょうか?
気をつけることは?
 
今回は、
「肛門腺」について
お話しします。
 
 
 

 

基本的には自然排泄 

 

 

肛門腺は、基本的には自然排泄されるものです。

 

 

 

 

肛門腺は筋肉で包まれていて、

その収縮によって中の分泌物が排泄されます。

 

排便の時に一緒に排泄されるほか、

興奮した時などに排泄される事が多いです。

 

 

性状は様々 

 

 

肛門腺の性状は、個体差がとても大きいです。

  • サラサラの液体
  • クリーム状
  • 粘土状
  • 粒子状のものを含む場合も多い
 
 
 
さらに、色もさまざまです。
  • クリーム色
  • 赤茶色
  • こげ茶色
  • 暗灰色
 
 

 

どんな性状であれ、詰まるリスクはある 

 

 

粘土状や粒子を含むような肛門腺は

詰まりやすいことは容易に想像できます。

 

しかし、サラサラの肛門腺の子でも

貯留物の一部が凝集して塊になって、

それが詰まってしまう事もあるのです。

 

 

 

 

つまり

犬であれ猫であれどの子にも

詰まるリスクはある、

と言う事です。

 

 

肛門腺が破れるとどうなる? 

 

 

肛門腺が破れて中身が皮下に漏れ出すと

とても強い炎症が起きます

 

強い炎症が起きると膿が溜まり、

皮膚がパンパンになるまで腫れ上がります

 

 

 

 

パンパンになった皮膚はついには穴が開き、

そこから膿が流れ出ます

 

飼主さんが気付くのは、

ほとんどの場合で膿が流れ出た時です。

 

 

 

 

対策は? 

 

 

やはり定期的に肛門腺を絞ってあげる

これが一番の対策になると思います。

 

 

 

 

しかし現実問題として、

肛門腺が満杯になるいのに1ヶ月かかりません

 

と言うことは、

月一で絞っていても場合によっては

肛門腺が破れて膿が溜まってしまう

と言う事もあるのです。

 

 

 

 

詰まる時は詰まる

そう考えておいた方が良いかも知れません。

 

 

まとめ 

 

 

今回の質問は、

 

「肛門腺について、定期的に絞っていても詰まるのに、何か原因はありますか?」

 

と言うものでした。

  • 基本的には自然排泄できるもの
  • 肛門腺の性状は粘度も色も様々
  • どんな性状であれ詰まるリスクはある
  • 詰まって破れると強い炎症を起こし、皮膚から膿が出る
  • 定期的な肛門腺絞りが対策となるが、詰まる時は詰まる
とまとめられると思います。
 
 
 
月一より短い期間で頻繁に肛門腺を絞れば
肛門腺の開通を確認すると言う意味で
有効になるとは思います。
 
しかし、
頻繁に絞るという処置が炎症を招く可能性も
否定できません。
 
 
 
 
まずは、
溜まり具合を確認できるように、
肛門腺を触る練習から始めると良いでしょう
 
肛門腺のトラブルを繰り返す子は、
手術で肛門腺を取り除く事も手段の一つと言えます。
 
 

次回更新は、3月18日(土)予定です。

 

 

 
 
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