まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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私たちは、がんの猫さまとワンコさまの治療をしています。

がんは、炎症反応なので炎症を抑えないといけません。

 

●どのような血液検査で、炎症反応はわかるのか?

・CRP(犬)

・SAA(猫)

・N/L比が2前後に

 

上記の値から、炎症反応がないか、否かを調べます。

 

●命のスープを作り置きしましょう。

 

当院でがんが寛解している子は、ほぼ命のスープを飲んでいます。

 

毎日、手作り食をするのは、たいへんなので、数日、作り置きしましょう。

 

(材料)

・ニンジン

・キャベツ

・白菜(冬)

・カボチャ

・大根(冬)

 

などを一口大にして、煮る(煎じる気持ち)だけです。

毎日、作るとたいへんなので、冷蔵庫に保存すればいいですので。

 

たとえば、ペットフードにこの命のスープを入れて、食べさせてあげてくださいね。

手作り食は、ちょっとハードルが高いという人は、命のスープを作るところから、始めてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

熱波の影響により、フランス、イタリア、スペインなどヨーロッパ各地で記録的な猛暑が続き、多数の死者が出ていると報じられています。

6月24日には、パリで6月としては観測史上最高となる40.9度を記録しました。

これは日本の話ではありませんが、日本でもこの夏は猛暑になると予測されています。

そこで、暑そうにしている愛犬のためにサマーカットをしようと考えている飼い主さんもいるかもしれません。しかし、ちょっと待ってください。

犬種によっては、サマーカットがかえって皮膚トラブルや熱中症のリスクを高めることがあります。

 

【猛暑】そのサマーカット待って! 愛犬を危険にさらす可能性も(石井万寿美) - エキスパート - Yahoo!ニュース

 

寝つきが悪い、体をよく掻くという猫さま、ワンコさまには、以下の漢方薬がおすすめです。

 

 

「抑肝散(よくかんさん)」と「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」は、よく似た漢方薬ですが、含まれている生薬が異なります。

【抑肝散】

抑肝散は、

  • 神経の高ぶりを抑える

  • イライラや興奮を和らげる

  • 不眠や不安を改善する

ことを目的に使われます。

認知症の周辺症状(夜鳴き、興奮、攻撃性)や、更年期のイライラ、小児の夜泣きなどにも用いられます。

【抑肝散加陳皮半夏】

抑肝散に

  • 陳皮(ちんぴ:みかんの皮)

  • 半夏(はんげ:サトイモ科植物の塊茎)

の2種類が追加されています。

そのため、

  • 胃腸が弱い

  • 吐き気がある

  • 食欲不振がある

  • 痰が多い

  • 神経症状に加えて胃腸症状もある  

という人に向いています。

簡単にいうと

漢方 向いている症状
抑肝散        イライラ、不眠、不安、興奮
抑肝散加陳皮半夏 イライラ、不眠に加え、胃腸虚弱や吐き気がある場合

 

高齢の認知症では、食欲低下や胃腸機能の低下を伴うことが多いため、実際の臨床では抑肝散加陳皮半夏が選ばれることも少なくありません。

 

 

【飼い主さんのできること】

 

なお、犬やネコでも認知機能低下による夜鳴きや不安行動に補助的に使われることがありますが、動物では体質や病気によって適応が異なるため、使用する際は獣医師に相談することをおすすめします。

 

 

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫を寛解して7年目以上のいちごちゃん

 

7月1日から8日まで夏季休暇をいただいています。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

 

9日から通常通り診察しています。

 

 

 

夏の果物の王様は、やはりスイカですね。

糖尿病や高カリウム血症でないもふもふちゃんにはおすすめです。

 

スイカをジュースにして食事に混ぜてあげましょう。それか飲み水に入れても大丈夫です(種はとってあげてください)。

 

スイカの栄養素(赤いスイカ)

 

  • たんぱく質:0.6g
  • 脂質:0.1g
  • 炭水化物:9.5g
  • 脂肪酸
     ・飽和脂肪酸:0.01g
     ・一価不飽和脂肪酸:0.02g
     ・多価不飽和脂肪酸:0.03g
  • ビタミン
     ・βカロテン:830μg
     ・ビタミンD:0μg
     ・ビタミンE:0.1mg
     ・ビタミンK:0μg
     ・ビタミンB1:0.03mg
     ・ビタミンB2:0.02mg
     ・ナイアシン:0.2mg
     ・ビタミンB6:0.07mg
     ・ビタミンB12:0μg
     ・葉酸:3μg
     ・パントテン酸:0.22mg
     ・ビオチン:0.9μg
     ・ビタミンC:10mg
  • ミネラル
     ・ナトリウム:1mg
     ・カリウム:120mg
     ・カルシウム:4mg
     ・マグネシウム:11mg
     ・リン:8mg
     ・鉄:0.2mg
     ・亜鉛:0.1mg
     ・銅:0.03mg
     ・マンガン:0.03mg
     ・ヨウ素:0μg
     ・セレン:0μg
     ・クロム:0μg
     ・モリブデン:1μg
  • 食物繊維:0.3g
それ以外にもリコピンとシトルリンがあります。
 
【リコピン】はトマトで有名ですが、抗酸化作用があります。
 
【シトルリン】は、アミノ酸の1種で、尿素回路を構成する化合物のひとつである。1930年に日本でスイカの中から発見され、そのラテン語citrullusに因んで名づけられました。
 
シトルリンは体内での尿素回路でアルギニンを経て一酸化窒素(NO)を産生します。
NOが産生されると血管は拡張し、血液循環を促進する。NO産生による血流改善により、動脈硬化の予防・改善、神経系・免疫系への作用が示唆されています。
 
人では、1日の摂取量が、200gなので、もふもふちゃんの体重を考えてあげてください。