私の天使 | ヌードな貴方が目覚めるセルフオーガナイズ            ~もっと深く、もっと奥へ~


   



どこからか、大きな切なげな声が聞こえてきて
毎晩目が覚めてしまっていた私・・・


この赤ちゃんのような鳴き声の持ち主は、大きな男の子の猫ちゃんでした。


家のたまちゃんとお友達になったようです。
ですが、人間をとても怖がり、一度撫でようとしたら思いっきり噛みつかれて後ずさりして逃げてしまいます。
首輪をしていますが、よく見るとボロボロで首にくいこんでいるし、全身傷だらけで痛々しい・・・
ずいぶん前に捨てられて、今までどうにか生き延びてきたのでしょう・・・
人間に対する大きな不信感を全身から発しています。


たまちゃんと一緒に家のウッドデッキにいるこの子を見たときに、いかにもどら猫ちゃんで大きいし、とてもかわいいとは思えない。私には無理・・・と、横目で見ていたのですが
あまりにもせつない声で泣くので、ごはんをあげました。


一度ごはんをあげて、居つかれると困るとも思ったのですが、この子は居つくどころか、ご飯をたいらげると
“あなたに守ってもらわなくても大丈夫!”
とでもいうように、スタスタとどこかに行ってしまうのです。


私と主人と息子で何度かご飯をあげることを繰り返しているうちに、私はいつしかこの子が家にやってくるのをまちわびるようになりました。


すると、同じようにご飯をあげる主人のことは怖がるのに
私にだけは、少しずつ触らせてくれるようになりました!
一週間くらいで、くいこんでいた首輪をとることに成功。
とった跡は血がにじんでカサブタになっていました。
とてものびのびして楽になり、きもちよさそう!


2~3週間たった今は、なんと私を見ると駆け寄ってきて
体をこすりつけお腹をだし、ゴロゴロと回転して思いっきり甘えてくれるようになりました。


たまちゃんは、最初から誰にでもなついたのでとても可愛げがあったけど、ポチは(息子がつけた名前。たまとポチでいいコンビだからですって!)人間をおびえるような目でみて不信感でいっぱいのネコちゃん・・・


“大丈夫だよ。こわくないよ。心配しないで”
と、ながいこと言いつずけて、さすりつずけて、
私の手は噛まれて傷だらけだけど
いつしかポチが私に心を開いて
甘えてくれるようになった。


それだけのことなのに、この数日ポチが家にこない時間
私の心にぽっかり穴があくような寂しさを感じるようになったのです。


よく目を凝らして感じないとス~っと通り過ぎてしまう
このすきま風・・・には、なにかきっと意味
があるはずと、瞑想してみると。


ポチの存在を全身で感じると、私の両目からポロポロと涙がこぼれおちてきました。
私が、ポチの世話をしているように見えるけど
実は彼は私の心を癒しに我が家にきてくれていたのだと感じました。


私の潜在意識にはまだまだ深い悲しみや
自分に対する不信感があって
私は人から信頼されたり、心を開いてもらったり
甘えてもらえるような価値のある人間じゃない・・・
と無意識に思っていたようなのです。
自分でもわからなかったそんな深い思い込みを
意識的にとるのは大変です。


だからポチが、私にだけ甘えてくれて
動物ならではの無条件の愛をもって
“私は信頼されるに値する人間だ”と
私の潜在意識に注入してくれたのだとわかったのです。


自分でもきずいていなかった私の闇の部分。
私達は潜在意識で皆つながっているから
私だけの闇の部分ではないかもしれない。
それを癒すには、一度明るみにだしてしまわないといけない。
自分にはそんな闇の部分などないないと見ないようにしている間は誰も癒されないのです。


ポチは私に力をあたえてくれた天使。
“大丈夫だよ。怖くないよ、心配しないで”
と私がポチに言いつずけていた言葉は
実は私が、私自身にかけてほしかった言葉だったのだと
思います。


ポチに出逢えたことに愛と感謝をこめて