彼からの電話は、いつも唐突で驚かされます。
以前アルゼンチンに留学している時も、いきなりアルゼンチンから、『泥棒が入ってパソコン盗まれたから保証書の番号調べてくれる?』
なぬ⁉️ それが6年前くらいかな。
至って本人は慌てる事もなく、まるで『ちょっとそこのお醤油とって。』くらいのノリで、んじゃ よろしく✋ って感じなのです。
そして
今回の電話もまた、唐突でした。
そしてまた、ちょっとそこのお醤油とって…な感じで。
ベトナムから帰国しての『健康診断でどうやら胃がんらしいんよ。がん保険入っとる?』
………
私は夜勤明けで寝てました。
は⁉️胃がん⁉️ 👀⁉️
一瞬、頭が回らない。
うちの家系はそんなのない。
そんな、はずない。
まだ26歳。
この子は死ぬのかな…そう思いました。
一人で大声で泣いたりもしました。
それが7/31。
そして8/22手術。新月の日。
開けて見たら全摘の手術で、他臓器への転移もなく大成功で終わり…
全部自分で決めて、進めていました。
手術のこと、など。
余計な不安を残したくないから、全摘を希望していたようでした。
それまでも、思ったことを一つずつ必ず叶えていく子供でした、彼は。
幼い頃からやりたいと思ったことをまず、口に出して言う子供。
これまで、全部叶えていると思う…だから、
『もしかしてこの子、死ぬかもしれない。』と思った時も、
まぁ、この子は後悔しない生き方をしてきたから、やり残したことはないだろうな…と母親としては思いました。
人生色々。
まだ、やるべきことがあるのね、きっと。
生かされている。
わたしも色々体験させてもらいました。
生まれて初めての体験。
感情としての悲しみ、驚き、ドキドキ、ハラハラ。
不安、喜び、感謝、安堵、脱力…
体験として東京7日間の滞在、手術室への送り、迎え、摘出したがん細胞を見ること…
病気は何かのメッセージ、と言われます。
このことで入院の間、彼は何をどう感じ
どう進むのでしょうか。
その何か…に気付くことができるでしょうか。
わたしも。
自分がどうするか、
どうしたいか。
何を選んで進むか。
当たり前のことがどれだけ有難いことか、
日常の些細なことがどれだけ幸せか、
本当に感じました。
時間は命…今を生きる決意を迫られる出来事でした。
すべてのことが上手く運んだことも奇跡のようで、本当に感謝です。
一つだけ残念なことは、ガン保険には入っていませんでした^^;
でも、生きてるからなんてこったーないさ。
水順
