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私は小学生から電車通学で、
毎日電車に揺られて通学していました。
通学に慣れてきた小学1年生の頃の車中での出来事です。
四人がけくらいの席に大人が3人ゆったり座ってました。
女性の隣が空いていて、若干狭めではありましたが、
こどもの私は体が小さかったので、
座れるだろうと思って、
腰を掛けようとしたら…
隣の女性が座らせまいとして、力をこめてきて、
弾き出される形で、私は追い出されてしまいました。
詰めたら座れるのに…
モヤッとしながら、その場を離れました。
しかし、それを近くで見ていた人物がいたのです。
「みてたどー」
「オマエこんな小さいこに意地悪すんなー」
と
背後から年配女性が登場。
杖を振りながら、
しかも、ここは優先席!
アンタら若いんだから、立て!
立ちなさい!と続けて喝を入れていました。
その姿は金剛力士かな?と思うような
気迫がありました。
圧倒された大人達は、
すごすごと立ちあがり、
私に意地悪した女性は渋い顔をして立ち去りました。
それから女性は、
空いた席に座り、
「ほら、空いたよ」
「こっちきて座りなさい」と
優しく声をかけてくれました。
目的地につくまで、一緒にお喋りした記憶があります。
大人達も仕事などで疲れてるので、
座る権利は当然あります。
しかし、詰めれば座れるのに、
自分だけよければ な態度や、
子どもと侮った上での意地悪な対応、
から伺える、
譲り合いの精神の無さに
女性は情けなさを感じたのだと思います。
女性はとにかく
毅然としていて、カッコ良かったです。
色々な人生経験を積んできたんだろうなという、
重みのある威厳を感じました。
現代では中々、他人に注意するという行為が難しくなっています、
そう振り返ると女性の行動はかなり勇気のいることです。
当たり前のことを注意しただけなのに、
逆上して暴行する事件が頻発しています。
昨今は
自分の命のためにも異常なやつには関わらない方が
賢明だという流れになっています。
この考えには
おおむね賛成ではありますが、
私はあの時の女性のかっこ良さと勇気をずっと心にとどめ、
ばあちゃんソウルをどこかで継承したいと思ってます。











