どうも父担当です。
今回のテーマは「最近読んだ本」。
こんなテーマを挙げておいてなんですが、僕は別段読書家ではありません。
で、そんな僕が最近読んだ本が
「沖縄のことを聞かせてください」(著)宮沢和史
著者はTHE BOOMの宮沢和史さんです。
THE BOOMは2014年に解散してしましまいましたが、
宮沢さんはソロのシンガーソングライターとして活躍されています。
今年で沖縄が日本に返還されて50年。
さらにTHE BOOMの「島唄」発表から30年。
それぞれ節目の年ということで、発行されたようです。
本の構成としては、宮沢さんの沖縄に関するエッセイ
(島唄が生まれた経緯やリリースに対する葛藤、その後の沖縄との関わりなど)と
沖縄に様々な関わりを持つ10名の方々
(返還前の沖縄を知る方や、今は沖縄で生活してはいないけど、沖縄にルーツを持つ方々)との対談集となっています。
元プロボクサーの具志堅用高さんや、ピースの又吉さんをはじめとした
幅広い年齢層や立ち位置の方々との対談が掲載されています。
これだけでも読み応えのある内容なのですが、この本の特筆すべきところは
注釈の分量。本文中の出てくる名称や出来事などに対し、
非常に丁寧な注釈が掲載されています。これだけで1冊の本が出来るんじゃないかという程に。
この注釈の分量に、この本の熱意を感じました。
エッセイや対談の内容はというと、
戦前・戦後〜現在に至る沖縄とヤマト(この本ではいわゆる本土のことが一貫してヤマトと表記されています。)との関係、沖縄に生きる・ルーツを持つ方々のアイデンティティから沖縄の芸能や沖縄戦を実際に体験した方々がいなくなる世界でそれをどう後世に伝えていくのかetc.
「沖縄!リゾート!癒やし!」
と軽々しく言えなくなるような深い深い内容の496ページとなっています。(分厚いです!)
ただ少し、本の趣旨を考えたら仕方の無いことかも知れませんが、
沖縄に肩入れし過ぎている所が見て取れ、読んでいて辛くなる部分もありました。
それらを差し引いても、現在の沖縄を考える入り口の1冊として、
素晴らしい本であることは間違いありませんが。
返還50年ということで、最近テレビでも様々な特集が組まれたりしていました。
戦争の事や沖縄返還の事が、記憶から歴史に移ろうとしている中、
このタイミングでこの本に出会えた事、きっと何か意味があるのだと思います。
話しの流れを優先して、注釈をすっ飛ばして一通り読破しましたが、
これから注釈を噛みしめながら2周目に入りたいと思います。
ではまた!