韓ドラを見出したそもそもの始まりが、「愛の不時着」というラブコメの権化みたいな作品だったので、以来多くのラブコメを見てきたのですが、
目下同時に5本のラブコメを見ている有様で、
それぞれに没入して癒されたりときめいたりしているのですがなんでまたこんなに見てるんだろうと考えてしまうわけです。
それはずばり「現状の外」の感覚を得るため。
恋に落ちるとは、現状の外に抗し難い魅力を感じてしまうこと。勘違いかもしれないけれども運命を確信してしまう。ゴールから目を離せなくなる、そんな感覚でしょうか。
以前恋愛ホルモンというものをご紹介しましたが、
その中にフェニルエチルアミンという化合物がありまして、これは特定の相手を運命の人だと思ってしまう効果があるそうです。
以前ドクター苫米地がゴールのことを「大いなる勘違い」という言い方をされていたのですが、
ゴールも恋愛もこのホルモンに影響されているのだとすればとても面白いです。
このフェニルエチルアミンは通常5年しか効果がないらしいので、ゴールも5年以内に達成しないと心が離れてしまうかもしれません。
ラブコメにおける「出会い」は一目惚れのこともありますが、だいたい「第一印象最悪」から始まることが多く、これは、まさかこれがゴールとは思えないと思っていたことが実はゴールだったりするのと似ています。
w1にいる現状から見るとw2のゴールは理解不能でなんならおぞましいものに見えることもあるかもしれない。現状の外だから当たり前なのですが、でもなんだか気になってしまう。
そしてそのご縁から生じる悲喜劇。笑いあり涙あり。韓ドラなら泥酔して暴れたり恋のライバルに水をかけたり、バイオレントな展開になることもよくあります。
強い愛着をもたらす反面、束縛や嫉妬も生んでしまうオキシトシンもそこにひと役買うだろうし傷つけ合ってしまう時には以前書いたことのある脳内麻薬エンドルフィンが出て依存傾向を強めるのでフェニルエチルアミンの効果が切れる5年以上経っても関係が維持されることになるのでしょう。
ラブコメの作劇はある程度のパターンが踏襲されはしますが、逆にいうとそれゆえに各々他の作品との差別化を図るためディテールの演出に工夫を凝らして臨場感を高めているのでそれがまた楽しみだったりします。
ラブコメに没入することで、ときには怒りに打ち震え、悲しみに浸り、嫉妬に狂い、焦り、もがきながらも、それらを笑いに変えながら、ゴール達成のプロセスをラブコメを見るように鑑賞(観照)できるといいのではないかなと思います。
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