こちらの続きになります
>>>手術の先に人間が感じたこと
どうすれば、一番腹筋を使わないで
痛みを感じずに起き上がれるかを発見
「あぁ、これで少し楽になった」
しかし、小さな小さな咳をするにも
激痛が走り
お腹の傷口は生々しい
ガーゼの上から触ると、傷口を閉じているのは
糸ではなく、ホッチキスの芯
こんなんで傷口が開きやしないかと
お腹を両側から抑えておくのが癖に
大きな傷ができた私の身体は、自分の身体に似た
誰かの身体みたいで、変な感じ
同じ部屋に入院していた方達は
まだ若いのに...と、私より大きな手術をして
私よりずっと辛そうなのに
いつも励ましてくれました
起き上がるのも痛い、笑うのも痛い
何するにも痛みがともなう生活の中
同じ痛みを理解してくれる方達との
共有する空間だけが唯一の助け
何もする気になれないし
何かをしたいとも思えなかった
...しかし
肉体は治っていくもの
あんなに、あんなに辛い痛みが
時間とともに軽くなって
ベッドから起き上がるのも
歩くスピードも早くなってきました
痛みの軽減とともに
気は強くなっていく
「今日は散歩にでも行こうかな...」
...つづく
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