伝統技法の個人レッスンの体験記です。
あなたならどうしますか。その1から続いています。
全部で10点余り制作、写真を撮るより
オーブンで、120度に温めておいたものを
ブリキの箱にいれ、周りを材木片で囲み
火をつけて、木が燃えきった頃には
焼成終わり。酸素が充分の酸化焼成は
右側の3点、左は還元(酸欠状態で焼く)
黒くなる。彫刻したり、絵を描いたりし
ている。絵を描くのにサボテンの先を
筆にしていたが、真似てもうまく描けなかった。
ほうれん草を長時間煮詰め、黒の化粧泥を
作っていた。緑の葉ならどんなものでも作れる
らしい。これはまだ、試していない。
先生は焼成用に廃材を使っているが、昔は
牛馬の糞を乾燥させて、使っていた。
今でも、糞を使っている所もあるようだが
消化不良のものが、作品を傷つけたりするので
先生はそれを嫌い、材木屋で廃材をもらってくる。
焼成前に、簡単な儀式あり。日本なら、清めの塩
のようなもの。コーンをすりつぶした粉を、ふっと
息をかけて撒く。「息をかけるのは、生きている
証拠、すべてに感謝の意味です」
私にも同じようにしろと、粉を差し出す。
何かしら、素直に従える。![]()
温度計も使わず、勘と経験のみの焼成。![]()
作品を軽くゆびではじいて、音で温度を
判断、「だいたい600~700度ですね」
と言うと、「へえー、音で温度がわかるの?」
と先生は、不思議がっていた。これも勘と経験です。
ここで習った焼成法は、少し味付けし、大いに
役立っている。廃材や、もみ殻を使ったり、ブリキ
缶の代わりに、穴を掘ってもいいし、工夫次第で
進化し、技法を他にも広めている。
帰国後、もみ殻を使って焼きました。
とても好きな作品です。
つづく
明日は、アメリカの先進国にありながら
電気・水道もない生活を維持している
タオスプエブロ村・見学の話です。
今日の作品紹介です![]()
土のあるところが、一番似合い
落ち着く。見学する人たちも
なぜか、顔がほころんでいる。
それを見ると、こちらの顔も緩む。
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