魂の重さは21gであるという説を御存知でしょうか。
これは、ダンカン・マクドゥーガルというマサチューセッツ州の医師が行った実験により、社会に流布されたものです。
彼は、人間が死ぬ際の体重の変化を記録することで魂の重さが測定できるのではと考えました。

六人の患者と十五匹の犬を使い、死ぬ時の体重の変化を記録した結果、人間は死の際に、呼気に含まれる水分や汗の蒸発とは異なる何らかの重量を失っていたそうです。
ちなみに、犬ではそういった重量の損失が起こらなかったとのこと。

実はこの説は既に科学的に否定されています。
サンプル数が少なく、死の瞬間の判断が明確にされていないからです。
これは、死んだことで血流が止まり、それによって一時的に体温が上がった結果、体内の水分が汗のように蒸発したのだと結論が出ています。
犬は汗をかく仕組みがありませんから、体重が変わらなかったわけです。

ただ、これをもって『ほら見ろ、霊なんていない』と決めつけるのは早計だと思います。

今の科学が全てを解明できるといのは、あまりにもおこがましい。

自然界には仕組みの分からないことが数多くあります。
乱気流はどのように発生するのかとか、重力とは何かなどという大きな疑問とは別に、猫はどうやって喉を鳴らすのかとか、キリンの首が長いのは何故か、なんてことも未だに謎のままです。

その中に、人はどのように記憶し、それを思い出すのか。
夢とはいったい何なのか。

というものがあります。

霊は残留思念と強く結びついているとも考えられています。

長々と語ったのは理由がありまして、実は最近、頻繁に『見る』ようになってしまったのよ
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いや、そんなに怖いもんじゃないです。
どっちが正面だか分からない程度の黒い人影がうろうろするだけで。
性別も年齢も分からない。
見えるのは特定の場所だけなんで、日常生活には支障がない。
あ、またいる。ぐらいなもんです。

あれは、あの場所にしがみついた残留思念なんじゃないかなぁと。
そのうち、会話が交わせるぐらいになると話が聞けるのになぁ。