高橋君、今日は何やら夕刊を熱心に見ている。
こういった場合、大抵が回転寿司とかカニ会席などの広告でしてな。
どした、高橋君。カニかクエか伊勢海老か。それとも寿司か焼肉か。
「ちゃいます。僕もね、四年に一度ぐらいはインテリアを検討したりするんすよ」
いんてりあ。
ほっほ~。君がインテリアてか。例えば、キッチンに回転寿司みたいにベルトコンベアー作るとかか。
「…いいっすね、それ。いや、これ。これっすよ、乱さん。めちゃ安いんす。半額以下」
どれどれ…
( °д°) ぺ、ぺるしゃ絨毯…
「ね、これなんか250万円が100万ですよ?!」
確かに半額以下だけど…
産地とか材質とか、どんだけ目が詰まってるかとか、しっかり見といた方がいいらしいよ。
高いものなら何千万とかする
というか、んなもん買って何処に使うのか
「何処って部屋に決まってるじゃないっすか」
部屋って、あの1DKにか。あの部屋にペルシャ絨毯をか。
食パンにフォアグラ挟むようなもんだな
「いいだろうなぁ、ペルシャ絨毯。部屋中に敷き詰めて、素っ裸でゴロゴロしてやろうかな」
人の話、聞いてないな
「あれですかね、何千万もするやつって空飛べたりするんですかね」
…ああ、飛べる飛べる。もうビュンビュン飛べるぞ
「乱さんも一緒に買いませんか」
うちはいいや。俺が敷かれてるし。
「これがほんとの熊の敷皮ですね。はぁっはっはっはっは」