ビヨンドコロナ | ふーちゃんのブログ

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私のブログは、離れて暮らす子どもたちと孫たちに向けて書いています。

こんばんわ新月
 
 
 
 
 
何人かの仲間たちが、船に乗って海釣りに出かけたときのことです。
夢中で釣りに興じていると、
陽が暮れてみるみる暗くなり、
やがて自分たちがどこにいて、
どの方向に向かっているのかも分からなくなってしまいました。
 
 
不安にかられた仲間たちは、
明かりを掲げて必死に進むべき方向を探ろうとしますが何も見えません。
そのとき、仲間の一人が突然「明かりを消せ」と怒鳴りました。
その気迫におされて皆が明かりを消すと、
あたりはすっかり暗闇に包まれてしまいます。
 
 
しかし、目が慣れてくるにつれ、
遠くに街の灯がうっすらと見え、
一行はようやく進むべき方向を知り、事なきを得たというのです。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
コロナ禍にいるわたしたちは、
暗闇に浮かぶ船の上の釣り人たちに似ています。
不安にかられた釣り人がやみくもに明かりを掲げたように、
多くの人がさまざまな情報に「脊髄反射的(頭を使わず瞬時に反応してしまうこと)」に反応し、
迷路のなかに入り込んで不安を増幅させているからです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コロナとの闘いは長期戦です。
次の波はやってくるでしょうが、いずれは必ず収束するはずです。
首尾よくコロナに打ち勝ったとして、
鎌田實医師は、そこで大きな価値観の大転換が起ると考えているそうです。
 
 
最大のポイントは、わたしたちの「時間の感覚」が変わること。
これまでわたしたちは、「時間を無駄にしてはいけない」と、
いつも時間に縛られてきました。
 
 
でも、コロナによる自粛生活で、
「そんなに慌てなくてもいいんだ」と気づき、
「ゆったりと生きよう」という意識を持ちだしたのです。
 
 
コロナを乗り越えた先の「ビヨンドコロナ」の時代には、
自粛前の「せわしさ」に戻ることはないでしょう。
「ゆったりと生きる」ことを知ってしまったら、
新しい時間感覚で生きようと望むはずだからです。
 
 
「ゆったりと生きる」意識は、
毎日の過ごし方の変化だけでなく、「モノ離れ」も加速させます。
 
 
ファッションを例にとれば、
毎日、外出しなくてすみ、
オシャレして外食をする機会も少なくなり、小奇麗な洋服も必要ではなくなりました。
必然的に「もう買わなくてもいいや」と思うようになります。
 
 
もちろん、大事なものや必要なものは買います。
しかし地球環境問題などを考えて、
「できればサスティナブル(持続可能性)なモノを買いたい」
という意識が強くなってくると予想します。
 
 
とくにファッション業界は、
ファストファッションが主流になったこともあって、
衣類の年間消費量も、一人あたりの洋服の廃棄量も増えてきていました。
衣服を作る過程で生じる汚染水や温室効果ガス、
毛や皮を使うために起こる動物の大量処分も問題です。
 
 
しかし、
これまでのような流行のファッションやグッズを買う傾向は影をひそめるでしょう。
「自分の好みに合わせたサスティナブル」が、
これからの主流になっていくはずです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「脱都会」志向も強まるはずです。
人と人の接触機会削減の必要から「リモート」が取り入れられた結果、
都会から100キロ離れても生活できることに気づいた。
週に1~2度しか出社しなくていいのなら、
景色がよくて空気が美味しく、
水がきれいなところに住みたいと思うのは当然です。
 
 
 
スーパーへの買い出しの回数も減ってくることでしょう。
映画「もったいないキッチン」でも、
賞味期限切れの材料を集めて、とてもおいしそうな料理を作っていました。
「賞味期限なんて、そんなに気にすることはない」ということがわかりました。
コロナ後は「もったいない」の意識がもっと強くなるのでは、と期待しています。
 
 
人類は危機のたびに新しいものを生み出してきました。
ビヨンドコロナは、新しい時代の幕開けと見ることもできるのです。
わたしたちは、そんな大転換時代のなかで、
どのように幸福に生きられるのか・・・、
それを本気で考える時代になってきたのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スーパーの棚からトイレットペーパーが消えるという情報が流れると、
あっという間にモノ不足の不安が伝わり、
全国で買い急ぎの現象が起ってしまう。
メディアによって過剰に膨れ上がった不安感から、
他者を警戒し攻撃する、いわゆる「自粛警察」が現れたり。
 
 
わたしたちに求められているのは、
迷路の前で立ち止まり、冷静になってみることですよね。
そうすることによって、闇のなかから街の灯がうっすらと現れるように、
進むべき道が見えてくるのだと思います。
 
 
 
この里山は陽が落ちたら街灯もほぼないので、真っ暗。
住人はみんな暗闇のなかで明かりを見つけることが、
都会のみなさんよりは優れていると思われます。
台風が静かに通り過ぎますように。
 
 
 
 
では、また明日^^
 
 
 
 
 
「もっとゆっくり生きていいんだ」。
「もったいないの意識が再び強まる。
コロナ後は、価値大転換の時代になる。
鎌田医師の最新刊です。