こんばんわ
ステイホームがつづくなか、
ボランティア活動も8月までほぼなくなり、
なので会議もほぼなくなり、見守り隊以外の活動はナッシング。
淋しいなと思いつつも田舎にはいっぱい外仕事があるもので、
今日は夫と畑のメンテナンス。
キュウリやトマト、菜っ葉類はあちこちから届くので、
みなさんが作らいないものを植えたいと思います。
いっぺんにはできないので、体力を考えてとにかく少しづつ・・・です。
精神科医であり、コメンテーターなどで活躍され、
メルマガ「生きるための対話」で連載されていた記事からの1冊、
名越康文著『「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』
(2017/6/12発売)から。
この本のテーマは、「ソロタイム」。
わたしたちは日々、人間関係を維持するために多大な労力を費やしています。
他人の声を気にするあまり疲弊したり、ときには虚無感を抱いたりします。
そんなとき、日頃の人間関係からいったん離れて
「ひとりぼっち」の時間を過ごすことで解放され、本当の自分と向き合えるようになります。
ソロタイム
私たちは群れの中で生きている
現代社会では、高度なコミニュケーションスキルが当たり前のように求められる。
そうした状況は、ときに人を疲弊させる。
インターネットやSNSの発達によって、
いつでも誰とでもつながれるようになった。
だからこそ、そうしたつながりの豊かさは、
人々に常に空気を読むことや高度なバランス感覚を要求する。
心の虚しさを埋めるどころか、逆にそれを深める要因になっている。
普通に生きるだけで疲れ果ててしまっても不思議ではない。
多くの人は、人間関係の維持に膨大なエネルギーを使うことによって、
満たされた人生を送るチャンスを逃してしまっている。
そんな現代、より良い人生を送るには、
日頃の人間関係から切り離された「ひとりぼっちの時間」が重要となる。
何が私たちを疲弊させるのか
私たちを疲れさせるものは何か。
それは心の中に棲む他人である。
「あの人は私のことをどう思っているのか」と、
他人からの評価やフィードバックを気にしてしまう。
私たちが群れの中で生きているからだ。
家族からの期待、仕事での責任、社会常識や慣習。
こうした様々な他人の声が、やるべきこと、やってはいけないこと、
あるべき自分などを私たちに押し付けてくる。
私たちが自由意思だと思っているものは、
実は群れの価値観や慣習に大部分が規定されている。
群れの中にいる間、私たちはそうした周囲の声から逃れられない。
しかし、ひとりぼっちの時間を過ごすことによって、
日頃のプレッシャーから解放され、客観的に自分を見つめ直すことができる。
LonelyではなくAlone
ソロタイムは寂しさとは無縁なもの。
「ひとりぼっち」でいることに孤独や寂しさを感じるのならば、
それは群れに対して依存心を抱えているに過ぎない。
会社や家族、友人といった、今自分が属している群れを失う恐怖が、
孤独を感じさせるのだ。
ソロタイムとはLonely(孤独)ではなく、Alone(独立)のニュアンスに近い。
群れの中で過ごすストレスから解放され、さわやかなひとときである。
今自分がいる群れがどれほど心地よいものだとしても、
転職や退職、子どもの独立など、ライフステージの変化によって、
いずれ失われてしまう。
よって、群れの中で自分の居場所を確保すること以上に、
本当にそれが自分にとって最優先すべき課題なのか、
と自分に問うことがより重要になる。
自らの心身を損なうほど群れの役割や期待に応えようとすることを、
「過剰適応」という。
過剰適応に陥っている人は往々にして、
自分がどれほど病的に群れからの期待に応えようとしているかに気づいていない。
人間には本来、生きる権利がある。
誰かの期待に応えなくてもいいのだ。
時々は人生を途中下車して、他人のために生きる人生からは距離をとってもいい。
ソロタイムを持つことは、重要な生存戦略となってくれる。
ソロタイムを豊かに過ごすために
目的意識を捨てる
★「歩く」という行為ひとつとっても
「会社に遅れないために」「健康のために」といった目的が常についてまわる。
こうした目的意識は、群れの要求に応えようとする結果生まれるもの。
ソロタイムを充実させるためには、そうした目的意識を捨て、
群れからの心を切り離す必要がある。
★群れの中で失われた活力を群れの外で充電すること。
群れの疲れは、
普段過ごしている場所や空気から離れないと癒すことができない。
旅、掃除、古典とSF
群れは全体として均質化する傾向にある。
その内側にいる人は自然と似てくるし、似たような人が集まってくるからだ。
一方、群れと群れの間には高い心の壁が生まれる。
その心の壁を超えるにはどうすればいいか。
有効なのは、旅に出ること、掃除をすること、古典やSFに触れること。
旅と片づけが「空間と同調する」テクニックだとしたら、
古典やSFに触れることは「時間と同調する」テクニックだ。
古典で時間を遡ることや、
SFで未来をリアルに感じることは、
普段の群れの感覚を越えたスケールに感応する体験をもたらしてくれる。
より長い時間軸のなかで自分の人生を捉え直すことで、
小さな世界観の殻を破れるようになる。
そして群れの価値観を超えた自分の立ち位置や、
めざすべき方向性を示す羅針盤を育めるだろう。
自分の心に打ち勝つ
人生には転職や起業、家族や生まれ育った場所からの旅立ちなど、
群れから離れなければならない時がある。
大きな決断の際に確認したいのは、自分の心が暗くよどんでいないかどうか。
なぜなら、暗い気分で下す決断は100%間違っているから。
決断を迫られている時ほど、
私たちの心は平常心から離れてしまっている。
大事なのは、群れから離れて、
群れの価値観や常識からいったん手を放して、冷静になること。
暗い気分のときは、ややもすると、
自分をそんな状況に追い込んだ犯人探しに躍起になってしまう。
しかし、犯人探しが事態を好転させることはほとんどない。
このようなときは、自分が本当に向き合うべきタスクが何なのかを
見つめ直す必要がある。
自分自身をコントロールするよう努力する。
他人の行動は変えられない。
自分のタスクと相手のタスクを区別し、
まずは自分を変えることから始めるといい。
感情=本心ではない
自分を変えるために優先すべきことは、心を落ち着けること。
私たちは、日々異常な精神状態で過ごしている。
身近な人間関係やSNSといった刺激に四六時中さらされ、
他人の声に感情が乱されている。
自分の本心だと錯覚してしまうことにもなる。
しかし、感情は本当の自分ではない。
感情は一瞬ごとに、脈絡なく変わり続けている。
怒りをこまめにとり払う
コミニュケーションの中で自分をコントロールする際、
最も制御が必要な感情は怒り。
怒りは無理に抑えると心の中でくすぶり続ける。
そのため、怒りのエネルギーが小さなうちに手放しておくのが望ましい。
自分の中にある小さな怒りに気づくためには、
良い状態の自分、つまり明るくさわやかな時の自分を基準にするといい。
なぜ瞬間的な感情が持続するのか
心は一瞬で変わるのに、
口論した相手に対する悪い印象や嫌な気分は長くひきずってしまう。
それはなぜか。
①言葉の働き。
感情そのものは瞬間的なものであっても、
それを言葉によってくり返すことで自ら再生してしまう。
②身体の影響。
感情の変化は身体と相互に複雑に連携している。
怒りが芽生えたときには、さまざまな脳内物質が分泌されるのと同時に、
身体のさまざまな筋肉が緊張し、脈拍が早くなる。
こうした身体の変化が、一瞬で変わっていく感情を持続させる。
日頃から身体感覚を磨き、その変化に気を配っておけば、
心の変化に冷静に対処できる可能性が高まるだろう。
身体とモノを感応させる
身体や心は、無意識のうちに周囲の人やモノから影響を受け、
周囲に同調しようとする。
これを意図的に行うことを「感応」という。
身体とモノを意図的に感応させることによって、
群れから距離を置くことができる。
感応は小さなことから始められる。
著者の場合、メガネを拭くさいにあえて高価な鹿革でできたメガネ拭きを使う。
「よし、ていねいにメガネを拭くぞ!」と気合が入り、
より深く対象に感応できるという。
そうした些細な行為でも、自然と心が落ち着いていく。
心には「毎日つづける」が効く
重要なのは毎日つづけること。
人間の体にはホメオスタシス(恒常性)があり、
現在の状態を維持しようという力が働くからだ。
どんなに身体と心によいことであっても、数日行う程度では習慣化しない。
まずは2週間つづけて、
これまでとは違う一日を送れるようにするとよい。
その際は、朝の時間帯をうまく活用するとよいだろう。
夜は節制して、たとえば15分早く寝て、その分朝、15分早く起きる。
そうして朝にソロタイムを確保することで、少しづつ習慣を変えていく。
ソロタイムを心から楽しめるようになれば、
人は心から他人に貢献できるようになる。
常に自分の心を定点観測し、より良い状態で判断を下し、
心を開いて他人と接することで、
真に自分らしい人生を送ることができるようになるだろう。
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人間関係を潤滑にするには、
常に自分の心を平静に保ち、
自分のやるべきことと他人がやるべきことを切り分けられるようにしなければならない。
なので、夫に田んぼを耕してもらいました
わたしは田んぼの端っこで、せっせと草抜きでソロタイム満喫。
では、また明日^^
ひとりぼっちの時間を持つことと、周囲の人とうまくやることは、
一見すると矛盾するように感じるかもしれませんが、
この本を読んでそれが全く矛盾していないことに気づきます。
より良い人間関係を築きながら、
自分らしい生き方をしたいと考える方におススメの1冊です。

