二本の映画を同時に見て、
二冊の小説を交互に読んだ。
胸の中を物語でいっぱいにしたら、
ぜんぜん眠れなくなった。
四つの物語の終わりを感じても、
私の心はざわついたまま。
少し体が暑いので、
寝室の窓を開けた。
ゆるくてさわやかな風が入り込んで、
部屋の温度が少し下がった。
外はすごく静かで、
自分のおなかのキュルキュルいう音だけが聞こえてくる。
暗い部屋の中で唯一輝く、
スマホの明かりがまぶしい。
はたして眠りは訪れるだろうか。
今夜は窓を開けたままでいよう。
そして、
清々しい朝を迎えるのだ。