4月になった途端、マンションの中庭の桜達が一気に咲き始めました。
息吹の季節の訪れを自然の景色の中からも感じられるようになりました。
新入生・新入社員……移動による着任と、新たな場所でのスタートを
迎えられた方も大勢いらっしゃいますし、同じ場所・同じ立場の中でも
新年度を迎え、心新たに身の引き締まる思いで歩み始められた方も
おられるかと思います。十人十色……それぞれが、自分なりの新しい
始まりを感じていらっしゃるのではないでしょうか?
そんな中で私も例外に漏れずといった感じです。
昨年までとは大きく風が変わり始め、すでに始まったことや、次の風に
乗る為に新たな準備がスタートしたりと慌しさを増しています。
ただ、この状況下の中でも、自分なりに風を感じ読めていて、冷静に
客観的に見れていることに、ひとつの安堵を感じています。
先日、人生の師ともいえる人と、じっくり時間をかけて自分の状況や
思いについて相談できる時間を持てました。
そこで交わされた会話の返答は、とても手厳しいものであり、至らない
点についての鋭い指摘や、認識や捉え方・向き合い方の甘さに鋭く
切り込まれ、正直かなりへこんだのも事実です。
しかし、それを私が聞けば落ち込むのも分かりながら、あえてその
厳しい言い方を選んでくれている思いの源と根源が分かるからこそ
その中に真の厳しさをも携えた愛情を感じていれるからこそ、
私も必死に耳を傾け、その言葉の一つ一つをただ鵜呑みにするんじゃ
なくて、自分なりに受けとめ理解していけるのです。
そして、そのやり取りから時間が経っていき、今から自分が向かうことの
為にするべき必要なことを、いくつか見つけました。見つけたというよりは
以前から、もうその時が訪れることを分かりながらも躊躇していたことを
明確にしたといった方が正確かもしれません。
それは、自分の意思と価値観で、しっかりと選ぶことと、色々な意味での
決断が必要だということです。断つべきものは断ち、選ぶべきものはしっかり
選択する……これを遂行するのは、ある意味で至難の業です。
どちらかと言えば人は、始めることはまだ簡単に出来ますが、断つというのは
本当に難しいです。言いたくないことを、あえて言葉にしなくてはならないし
その言葉を口にしてしまえば、聞いた相手が何を感思うのかを分かりながらも
伝えなくてはならないからです。誰だって、出来ることなら良い人でいたいとか
綺麗なままでいたいと思うのが常ですから……。
でもそこに、どうしても妥協できない自分や、それでも貫きたい自分があれば
その選択は必要不可欠になる。良い人でいることを選ぶのは簡単だけども、
それを貫く代わりに自分を曲げたり偽ることに意味を見いだせなくなって
しまえば、自ずと最後は己を貫くことを選ばざる得なくなっていきます。
だって、人に良い恰好したりといった上辺を装うことは簡単だけど、
私達は人に嘘をつけても、自分に自分で嘘はつけません。
最後は、自分に正直になるようになっているのです。
いくら目の前にある何かを失いたくないとか、離したくないと思っても
自分を偽らない限り継続できないと知ってしまえば、どんなにしがみついている
ものですら、無くすことにすら躊躇しなくなるのです。
それがあるから得られるものにすら、価値を見いだせなくなり、
それにしがみつく理由さえ無くなっていくのです。
でも本来は、それがあるべき姿なのかもしれません。
この世に身一つで生まれてきたのですから……。
ありのままの自分に立ち戻る時期が必然に訪れているし、ならば無理矢理
しがみつくよりは、本来の在るがままの姿に移行する方が自然とも言えます。
水は、決して低いところから高いところに流れることはない…人も同じく
あるべき姿に立ち戻っていくのです。
何に対しても、ニュートラルに自然に……あるべき姿に返る時期が
訪れているのではないでしょうか?
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