せっかちな女 PART2〈宿命〉
お待たせしました。第2弾! 今回はぶっ飛びます
ちょっと長いけど しばしおつきあいを・・・・![]()
崖に無理矢理建てられた我が家。
こちらに越してきて 4年目の夏を迎えた。
この3年間、隣の敷地が一角だけ空いていた。
年中無休の草ぼうぼう。不動産会社もほったらかし。
泣く泣く草刈りをし腰を痛めたり 蜂の巣に遭遇してしまったり・・・。
そんな我が家の隣に 今月ようやく家が完成した。
そろそろおとなりさんが越してこようかというところ。
施工開始が昨年暮れ。約半年間の工事。
お互い様なのだが 本当に本当にいろいろ大変だった。
我が家はどんづまり。
車を駐車スペースに入れるには 車一台がやっとな狭い路地?
おとなりさんの前を通過しなくてはならない。
施工会社との話で 資材等の出し入れ以外はトラックなど停めないことになっていたが、下請け会社にまで その話は浸透しておらず車の出し入れが本当に大変だった。
車が停まっていて出られない。
すみませ~ん! すみませ~ん!
どれだけ叫んできたことだろう・・・。
一応学習能力のある?私は 急ぎの時 早めに声をかけてスムーズに移動してもらうよう努めた。
家を出るときは問題ない。が、逆はしかりだ。
5月のある日のこと。
この日も 私は朝からバタバタだった。
家事を中途半端に放り出し 老父の遠方の病院送迎。
その間に車の名義変更のため自動車協会。買い物。
そして 友人宅に届け物等々。
2時過ぎの幼稚園バス時間。あっという間に時間がせまる!
娘が帰って来る前に 娘がいると倍以上かかってしまう家事のあれこれも片付けなくちゃ!
バス時間15分前。家事時間10分。
5分前に自転車で飛び出せば なんとか間に合う!私は必死に車を飛ばした。
あっ!!
入り口にしっかり停まってるじゃないの!!
それも足場はずしのため パイプが山積み。
とてもとてもすぐに移動できるものではないことは 一目見てわかった。

うっっっ~!うっっっ~!
声を出すも クラクションをならすも なかなか誰も出てきやしない。
時間がないのだっ!時間がないのだっ!!
軽々私の沸点越え!
何をもたもたしているのだっ!!
すみませーん!
「はあぁぁぁ・・・・。」
200度を超える私とは全く全く真逆。
摂氏15度くらいのお兄ちゃんが のぉぉぉっと出てきた。
足場屋の若い衆。
こうした現場にあまり似つかわしくない色白で細身の青年。
少女漫画に出てくるような ちょっと頼りないけれど綺麗な目をした青年。
こちらの気圧を全く感じない態度に 私のイライラは頂点に!!
すいませんけどね!時間がないんですよ!!
移動するのにどれだけ時間かかるんですかっ??
私すぐに自転車で子供を迎えに行かなくちゃいけないんです!!
今 私うちに入り家のこと片付けるので その間車を移動して下さい!!
移動し終わったら すぐに知らせて下さい!
車を中に入れますので!!
頼みますよ!時間がないんです!!
「わかりました・・・・」と頼りなげな青年。
本当にイライラする!もっと ぱっぱと話せよっ!!
まあいい・・・。ここで ゴタゴタとしていても意味がない。
やることを やってくれさえすればいい。
チャリを飛ばす!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
間に合った・・・・。
この戦いに勝利したのだ。
頑張って幼稚園時間を終えた娘に イライラ200度超えだった熱風の余韻を感じさせてはいけない。
変わらずあのトラックは停まっており 自転車もスムーズに入れられない。
娘を前に努めて平静を装い
すみませーん 自転車中に入れたいんですけど・・・・
奥で作業する人たちに声をかけた。
スタスタスタスタ・・・
あの青年が出てきた。さっきより機敏だ。
あれほど無表情だったのに
うっすらと 微笑みを浮かべている。
一体 この青年に何が起こったのだ!??おやつ休憩でもとったのか??
「あっ あのぉ~」
「なっ なんですか??」
青年に じっと見つめられて ドキマキする私。
せっ せんせい・・・
とっティーせんせいですよね・・・・
え??
頭の中は 大パニック!!
だれ?だれ?だれ??
誰だっ?誰だっ?一体誰なのだ???
わからない!わからない!誰だかわからない・・・・・。
Nですよ。N。
W中のNです。
あっ・・・・・
もしかして あのN君??
野球少年5兄弟の次男坊。1年の時 私のクラス。
穏やかでお勉強もできた あのN君?
一気に10年以上前にタイムスリップ。
身長150足らずのそばかすの少年が 170を超える大人へ進化していた。
うるみがちの綺麗な目 そして長いまつげだけが 当時のN君13歳の面影をしっかりと残していた。
うわ~~~!!
N君ねっ!!
あのN君なのねぇ~!
うれしいやら 恥ずかしいやら なはなは せんだみつお状態!!(アラフォー
)
怒り叫んでいた15分前の自分を思い出し
「いやいや本当にさっきは忙しくって・・・」
と かなり苦しい なはなは状態
「とっティーさんちも うちの会社で足場作らせていただいたんですよ・・・。こいつは いませんでしたがねぇ~」と上司。
「N君 いいでしょう。
昔から 可愛くてできる子だったんですよぉ~。」と私。
よかったら お茶でも・・・
180度 態度を豹変させる私・・・・。
いやいや これは教職についたものの宿命・・・・。
どこで卒業生が
どこで保護者がみているかわかりません・・・・。
元教師は 元教師たるべく 品行方正に生きていかねば・・・・・。
宿命をつきつけられた 私でした。
長々とおつきあいありがとう。
朝3時過ぎからPCの調子も悪く4時間かかった今回。おつかれさんのぽちぽちっとよろしくね。
登場したN君は もうすぐ27歳。3人のパパさんだそうです。
N君の弟G君は 私が2,3年と受け持った卒業生。
息子が生まれた時も遊びにきてくれて 現在警察官として活躍中。
メールも年賀状もやりとりする仲。
N君が上司の方と引き上げたあと G君に
「今 あなたのおにいちゃんと会いました。
きっと お兄ちゃんから 仕事してたら 隣にクレーマーのおばちゃんがいて それが私だったと
連絡が入ると思います
」
と メール。
すぐに G君から・・・。
「よく あのぼーっとした兄貴が先生に気がつきましたねぇ~」との返信。
いやいや おそるべし。
元職場周辺に住んでいるので 常に張りつめている??私でした![]()






















