昨日書く約束をしていましたが、1日遅くなりました。すみません。
先日報告しました通り、「鉾260711」の母犬は「鉾251224」と同一です。
つまり、去年の暮れに一度子犬を引き受けた母犬が、不妊手術を受ける前に、またしても出産してしまったという、あってはならないことが起きてしまいました。
これは、けいせつ基金の支援者様とのお約束を守れなかったということになり、とても重く受け止めています。
ここからは「言い訳」のように聞こえてしまうかもしれませんが、経緯をありのままに書きます。
およそ半年前になる前回は、「251224」という番号からもわかるように、クリスマスイブのお申し込みでした。
僕にとってみれば、クリスマス…と言うよりも、僕の本業で言うところの「冬期講習」のまさに入口でしたが
電話を受けた時にはもう、子犬が十分な大きさになっていることがわかったので、「年明けに…」などと言っている場合ではなく、急遽の訪問となりました。
申込書に記入していただく際には、「母犬の手術」が前提であること、それができない場合には、子犬の引き取りもできないことを充分に説明しました。
もちろん、申込書にもその記載はあります。
子犬が生まれて「困った」状況にある人が申込者になるわけですから、もう二度と困りたくないわけです。だから、不妊手術に難色をします人はいません。
ましてや、不妊手術費用の支援金として、けいせつ基金から3万円が出ますし、子犬の譲渡の問題も一気に解決するのですから、滞りなく手術に向かうことが普通のことでした。
母犬は、お乳が張っている間は手術はできませんので、しばらく時間を置いてから動物病院に行きます。これは、どの場合も同じです。
また、螢雪学舎も冬期講習に入りますので、そこから2月末までは、怒涛の日々が続きます。
それでも、当たり前ですが、ここの母犬の手術のことをすっかり忘れたなどということはありません。
そろそろ良いはずだと思った頃に、電話をしてみました。…しかし電話に出ません。
そういうことが何度か続き、ある時やっと電話に出てくれました。
「心配しましたよ。母犬の手術の予定は立ちましたか?」
と尋ねると、なんだか全て忘れてしまったかのような返事。会話が噛み合いません。
それもそのはず、実は電話に出た人は、申込者の妹さんということでした。近所に住んでるらしく、時々犬に餌をやりに来ているとか。
「去年の暮れに、これこれ、こういうことがあって、そちらの犬の手術をしていただく約束になってるんです。」
と説明し、やっと話が通じたのですが
「姉は骨折して入院中です」
とのこと。
妹さんは「とにかく姉が帰ってくるまでは…」と言うばかりですし、骨折ということであれば、まあ、入院もそんなに長くはかからないだろうと思い、僕ももうしばらく待つことにしました。
その後も何度か電話をしましたが、入院が続いていると、固定電話なので誰も出ません。たまたま妹さんがいる時に当たると話ができましたが、それはまだ入院が続いていることを意味します。
結局、ずいぶん長い入院になってしまいました。
その後も、いつ退院するかと、繰り返し電話を続けました。そしてやっと、退院したことを確認することができ、本人と話をすることもできました。
特に不妊手術に消極的になってしまった様子は無く、そろそろ病院に連れて行こうと思う…ということをおっしゃっていたのですが…
そして先日の電話です。
「すみません、また子犬を産んでしまいました」
改めまして、支援者の皆様には、心よりお詫び申し上げます。
僕はこの失敗がどういう意味になるのか、よくわかっています。
今回の2匹は、これから、ワンダフルパートナーさんや、パピーケアボランティアさんの愛情を受け、きっと幸せを掴むことでしょう。そこは問題ありません。
しかし、この2匹が先に幸せを掴むということは、これまでずっと待ち続けてきた、どこかにいる2匹のチャンスを奪うことになります。このことです。僕が重く受け止めているのは。
もし、母犬の手術をし損ねて出産させてしまい、その生まれた子が親になって、孫を産んでしまった…という最悪中の最悪な事態になっていたら、もうけいせつ基金を信じてくれる人など、誰もいなくなってもおかしくないと思っています。
前回も2匹、今回も2匹と、生まれた子犬は少なかったこと。
また、この2度目の出産でも、けいせつ基金から支出される不妊手術費用支援金が、増えてしまうわけではないことだけが、救いと言えば救いです。
飼い主さんとは今回、かなり語気を強めてお話をしました。
今月25日に、動物病院に連れて行く予定だということです。
以上が、今回のことの経緯の説明になります。
パピーケアプログラムは、母犬の手術のために考案したものです。
今後、二度とないようにいたします。
本当にすみませんでした。
