天国へ旅立つ人と見送る人
時として
愛する人の死出を見送る人は
天国へ旅立つ人以上に
大きな悲しみを負っているように
見えることがあります。
人生の中で
「愛する人を看取る」
役割を引き受けて
生まれてきた
勇気ある魂をもった人が
間違いなくいると感じます。
桐壺
藤壺
紫の上
源氏物語のヒロインたちは
早くに父親や母親を亡くしているという
共通点があります。
光源氏自身も
幼くして母親を亡くしています。
「愛する人を失う悲しみを知っている人々」
それが『源氏物語』の
多くの主要人物に
共通するモチーフです。
『福を呼ぶ四季みくじ』の作者で
神社仏閣ライター
三浦奈々依さんの連載記事。
今回のテーマは
『四季に寄り添い、祈るように暮らす』~ 源氏物語に秘められた色
桐壺
藤壺
紫の上
に共通する「紫色」について
美しい考察が展開します。
作者の紫式部もまた
愛する人々を見送る人生だったそうです。
夫とは結婚してわずか3年で死別
その悲しみから生まれたのが
『源氏物語』だったとのことです。
そう思って改めて見ると
物語の中には
親や配偶者を亡くしたことによって
運命が激変する
女性たちがひじょうに多く
登場します。
この記事の作者
奈々依さんご自身も
若くしてお父様を
そして、数年前に
最愛の妹さんを亡くされました。
年若い妹さんを看取ることは
どれほどの痛みだったことでしょう。
けれど、その悲しみがやがて
深い慈しみに変容していくように
思えてなりません。
『源氏物語』もまた
喪失の悲しみが
人や自然への慈しみへと
昇華して生まれたのではないでしょうか。
三浦奈々依さんの連載記事はこちらからどうぞ
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シルフェ 阿部小百合
メール:el@sylphens.com
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シルフェ 阿部小百合
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