一時帰国間近になって、なのですが、日本での新型インフルエンザの騒ぎが外からみてると怖いくらい。逆に私達、帰国したら石投げられないか、なんて・・・それは冗談ですけど(^-^;

なにせ疾病の情報(論文として発表されるだけのデータ量および正確な解析)がまだ不十分。
でもですね。
New England Journal of Medicine(その世界では一流紙)で、まだ解析途中の所もあるけれど「時代が必要としている」からと、4年前から散発的に見られた11症例についての報告および米国の新型確定例381例の臨床情報の報告がだされています。(全文読めます)

これをみると、まだこの新型インフルエンザは全貌が分かってはいないにしても、現在は比較的弱毒ではないかと思われるものみたいですね。(だって、普通のインフルエンザ、日本じゃ毎年1万人近くが死亡してるもん)
豚、と言う言葉がきちんとした根拠なく使われたこと、それなのに正しい情報もなしに沢山の豚が焼却されたということも触れられてます。

こういう基礎情報を、きちんとした統計処理・検討を十分と思えないうちに出すことは、関わる人間にとってはなかなか怖いもの。
でもだからこそ、これを出してくれた人達、もちろんこのジャーナルも(無料で見られる部分にしてるし!)すばらしい。
あとは、正しくこれを伝えていくこと。。。正しい訳(日本語として通じて、間違っていない、誤解のない文章という意味で)は難しいけどね。


厚生省も情報をYouTubeで出してるのは初めて知りました。でも、12分はやや長くない??

マスクの話ですが、歴史・文化的に顔の半分を隠す行為になるマスクを使うことは 多民族国家ではかなり怖いこと のようですから、やっぱりそういう背景を考えずに日本人がマスクを使ってない欧米人に憤慨しても。。。って思うんですよね。
確かに病気になったヒトの咳・くしゃみからの体液飛散はかなり抑えられるけど。
それと。。。かかっていないヒトのマスク着用、これもどの程度の認識なのかよく分からないんだけど・・・マスクの網目の大きさと、ウイルスの大きさを考えたら ざるで流れる水を除けようというようなもの(もっとひどいけど)。乾燥する飛行機の中とかで乾燥防止にはなるし、それは気道感染のリスクを下げるけど、でも厚生省の「一人25枚はマスクを常備」って、誤解を招きませんか・・・? まぁいいんだけど。。。

最近はWHOも警戒レベルと病気の毒性の強さは関係ない、と一生懸命言ってるけど・・・
そろそろ、この大騒ぎも落ち着きませんかねぇ・・・落ち着いて、でも感染症は今も怖いものだ、ということだけ皆が心に刻みつけて・・・