病気や命のことについて
胃ガンが分かった当時のこと①
胃ガンが分かった当時のこと②
日本に帰ってきて次の日に病院に電話をしました。
消化器系に関しては一通りの検査ができる地元の病院で、すぐに診察、胃カメラという運びになったので、そこからははやかったです。
その時検査をしてくれた先生は、当時まだ若手の先生だったと思いますが、後にこの病院で成長していかれ、地元の病院でのわたしの長年の主治医となりました。(そして最近とうとう外来ポジションではなくなられ、主治医卒業となりました。)
出会った当初から丁寧で親切な対応をする先生で、それはその後もずっと変わりませんでした。
胃カメラが終わった時は「潰瘍ができてます。精密な組織検査に出すので一週間程で分かると思います。」と言われました。
その時、「あぁ潰瘍だったのか。」とは思いませんでした。
「潰瘍だったら もっと痛いはず。」と思いました。
その時はそのまま帰り、数日後先生から直接電話がありました。
そんな病院珍しいと思うのですが、今でもその感じでされてるのか分かりませんが、その時は直接電話をもらいました。
「この前の検査ですが、潰瘍がかなり深くて、、、」と先生が話はじめて、先生が言葉を濁しているのを感じました。
わたしは「潰瘍が深いってどういう感じなんですか?」と聞きました。
「胃に穴があきそうな深さです。」と先生が言われ、
潰瘍だったらもっと痛いはず、、とそもそも思っていたので、
「胃に穴があきそうなくらいなら、もっと痛いですよね?生検の結果は出てますか?悪性の可能性が高いですか?」と聞きました。
「まだ完全に結果は出てないのですが、その可能性がかなり高いです。」と先生は言われました。
驚きはありませんでした。
「何か普通じゃない。」と感じていたからだと思いますが、後々そのことを不思議だなと思うのですが、「癌かも。」って留学中、痛みが治らないことを自覚した時、二、三回呟いたことがあって、その時の感じを未だに思い出します。
すごく不安で呟いたわけじゃなく、「縁起悪いこと言うなぁ。」と同時に思っていたのを覚えています。
そんなことがありました。
まさか確信してたら帰っていたので、「頭に浮かんだから言った。」みたいな感じでした。
「悪性の可能性が高い。」
「・・・悪性だな。」と思いました。
これは後に理解ができたことですが、癌細胞が一部広がっている上に潰瘍ができていました。
歪んで固くなった細胞の上なので潰瘍の痛みは感じにくいのです。
癌細胞の上に潰瘍ができることは珍しいことではなく、鈍くても痛みがあるから、わたしはそのお陰で癌を発見できたようなものでした。
わたしの癌は痛みはほとんど出ないもののようで、本当に調子が悪くなってからだとかなり遅い発見になりやすいものだったそうです。
(後に手術をしてくれた専門医にそう説明をいただきました。)
潰瘍ができなかったら分からなかっただろうと。
最初に検査をした先生は、検査時にわたしの胃の状態をみて目視で既に検討がついていたのだと、後に理解しました。
この先生との電話を切って、この後母に伝えます。
④に続きます。
自分とほっと一息で触れる時間
そんな空間として、
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