インナーチャイルドとそのセラピーにおいて、「癒し」と「育ちなおし」<1> の続きです。
彼女はそのワークで、こう伝えてくれました。
「自分の中の小さな自分がわたしはうまく想像できないんです。けれど、自分で自分の母親になってみる、というのはしっくりきます。」と。
そのことで私の中で180度違う視点が生まれて、疑問に思っていたいくつかのことの合点がいき、ものすごく感動しました。
あぁ、そうか! そうだ! よく考えればそうだわ!って。
そう、彼女は、彼女自身が “むき出しのインナーチャイルドそのもの” で生きてきていたんです。
7歳までのどこかの年齢の繊細さ、、要するにガードのない状態で、大人をやっていた、ということです。
内なる小さな自分が自分の中で想像できる、感じることができる、というのは、それを見ている大人の今の自分自身がいます。
「インナーチャイルド」と言われるのは、何かの時に望まない反応をしてしまう、行動に制限がかかる、そのことで今の自分が不都合を感じる、その不都合を起こさせる癒されていない幼い自分が内側にいるため。
「こういう状況下において」「こういうものが引き金になって」という、そのパターンを引き起こすシチュエーションや条件があったりします。(もちろん、パターンを超えることが課題に強く上がってきているときは、そのシチュエーションを潜在意識が自分にあえて引き起こすため、ある条件下であってもフラストレーションの連続になる、、ということもあります)
インナーチャイルドむき出しで生きていた彼女にとっては、自我のなせる業、自分とは=の“アイデンティティ”や自我によってできる防衛の機能をうまく持ち合わせず、まったくエネルギー体としては幼い子供のガードのなさで大人をやっているので、生きづらさという点で相当だっただろうと思います。
その彼女が、このように変化してきたのは、その“むき出しのインナーチャイルド”=“彼女自身”がここまで育ってきた、ということなのだと感じました。
癒した、、というよりも、育ちなおした、という感じでしょうか。
「わたしがわたしの母をやればいい。」と自分で感じたほどです。 自分で自分を育てなおしてきたということです。
人はそこに傷を発見すると癒したいと感じるし、癒されたい、とも感じます。
それにはまず、“そこに傷を発見する”という傷を特定できる自分自身であり、状態であるということ。
「内なる小さな子ども」を発見できたのならば、そこにアプローチすることはほとんどの場合有効だと思います。
その上で尚、「癒し」と同時に、育ちなおす、育てなおすというあり方は、その先に続く発展性と力強さを感じます。
「癒し」は効果がありますが、功名に成長しないことの言い訳に使えてしまうこともありますが、「育ちなおす」「育てなおす」は取り組みもかなり能動性を要する分だけ、自身の全体性と健全性に働きかけ続けることになります。
身体の病や傷においても、患部を治す治療と、免疫療法や、体質改善、対処するところと根底から育てなおすところ。 ここに置き換えると分かりやすいかもしれません。 その両方で最強のアプローチと言えるでしょう。
先日、分離データアクセスについての記事で、分離データにアクセスするには、自我がある程度育っている必要があるのでどのような状態の人にもできるわけではない、と書きました。
彼女の自我は今やしっかりとしたものになってきているので、分離データにアクセスするということができないわけではありませんが、インナーチャイルドというカテゴリーになったとき、こういう理由で内側に見つけることが難しかったのだと思います。
けれど、このように伝えてくれたことで、インナーチャイルドのセラピーと言うものが、できる人とできない人がいると感じていたものが心地よく覆されました。
わたしがこういったケースを知り、柔軟になれば、セラピーとしてもっと開いた態度があり、アプローチができると思えたことです。
手法にこだわる必要はありません。それがその人にとって癒しや成長になるのであれば、そこを見ていきたいと思います。
いつもいろんな驚きと感動をいただいてますが、自分のしていることをもっと磨いていきたい、もっと学びたい、とこの日は興奮しながら眠りにつきました。
そして、、、
少し余談ですが、
次の日、「??」って驚くぐらいに、目覚めの体感が違っていました。
すごくパワーがみなぎっていました。 深い感動は、わたしの細胞に影響を与えたんだなと分かるような体感でした。
この記事を書くにあたって、気づいたことの感動をシェアしたいと思いながら、どういうスタンスで何をシェアしたくてこの記事を出すのか、そのことについても自分の内側を感じていました。
気づくきっかけを起こしてくれた彼女の言葉には、その言葉が持つ重みというのがあり、そこは彼女の今までの人生で体験してきたことや変化の流れなしでは伝えられない、という想い。
シェアの了解は得ていたものの、一度書いたものを読んでいただいて、訂正や調整、加筆や省きたいところがあるかどうかを聞きました。
そして、「もう少し(今までの経過における)事実を加えていただいて構いません。」という返事をいただきました。
それは、この記事を読むことになった方たちの中に、より具体性を持って感じれることは、(このテーマについて現実的に感じ、見ている)読み手にとって大事な事かもしれないという彼女の思いとわたしの思いで、少し加筆して出させてもらっています。
※セッション後にいただいたメッセージ等は、お伺いすることなく 抜粋してブログにて匿名でシアさせていただくことがあります。
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