結婚も離婚も、あなたが幸せになるためにながはまふみこ幸せ相談所です。

 

いつも読んでくださってありがとうございます。

カウンセリングでは、ご夫婦それぞれのご両親のお話を伺うことがあります。 なぜなら、夫婦関係の悩みは「性格の不一致」だけではなく、 育ってきた環境が深く影響していることが多いからです。

今日は、夫婦お二人ともが 「安心して過ごせない家庭環境」で育った という共通点を持つケースをご紹介します。

 

共通していた「安心できない家庭環境」

 

夫は、幼い頃から父親の暴力や依存症、母親の精神的不安定さの中で育ちました。 家庭は常に緊張感があり、心が休まる場所ではありませんでした。

一方、妻もまた親との関係に問題を抱え、現在はほぼ絶縁状態。 頼れる家族がいないという状況にあります。

つまり二人とも、 「人に安心して頼る」「安定した関係を築く」経験が少ないまま大人になった のです。

 

すれ違いを生むコミュニケーションパターン

 

結婚後、二人の関係には徐々にズレが生まれていきました。

  • 妻:不満や怒りをストレートに表現する

  • 夫:衝突を避けるために謝ってその場を収める

一見すると「夫が優しく折れている」ように見えますが、 実際には問題は何も解決されていません。

夫の中には不満が蓄積し、 妻は「わかってもらえていない」と感じ続ける—— そんな悪循環が続いていきました。

 

なぜ話し合いができないのか

 

背景には、それぞれの育ちが深く関係しています。

  • 夫は、両親の激しい喧嘩を見て育ったため 「対立=怖いもの」 と認識している

  • 妻は、不安定な家庭環境の中で 「感情を強く出さなければ伝わらない」 経験を積んできた可能性がある

つまり、

  • 夫:対立を避ける(回避)

  • 妻:感情を強く出す(表出)

という、真逆のコミュニケーションスタイルが衝突しているのです。

 

表面的な改善では解決しない理由

 

妻は心療内科を受診し、服薬によって感情の安定が見られるようになりました。 しかし、これはあくまで「表面的な安定」です。

根本にあるのは、

  • 愛着の不安定さ

  • 他者との関係の築き方の未学習

  • 本音で対話する力の不足

といった、より深いテーマです。

 

本当に必要なのは「関係の学び直し」

 

このようなケースで大切なのは、 「どちらが悪いか」を決めることではありません。

夫婦間で正しい・正しくないをジャッジする必要はありません。

必要なのは、

  • 安心して気持ちを伝える練習

  • 相手の感情を受け止める経験

  • 衝突しても関係が壊れないという実感

といった、 “関係性そのものの学び直し” です。

手をつなぐ二人の手、安心できる関係へ

最後に

 

「安心できない家庭環境」で育ったからといって、 幸せな結婚生活を送れないわけではありません。

もし話し合いがうまくいかないと感じているなら、 それは「努力不足」ではなく、 「やり方を知らないだけ」 かもしれません。

あなたが安心して話せる場所で、 一緒に関係を整えていきましょう。

ご連絡、お待ちしています。