寝室にベッドを2つ並べて寝ている。
夜、私が寝床に入る時、とーちゃんは 手を貸して と言ってくる。はい、と、私が手をのべると、握るわけでもなくただ重ねてくる。10分もすれば寝てしまうのか、その手は自然に離れていく。

この病気に対してどんな気持ちなのか聞いていないが…不安なのだろう。ただ、あんなにゴツかった手が、一回り小さくなった気がする。


朝起きると、またいつもの皮肉ばっかり言う とーちゃんに戻っているのがホッとする。