子どもが不登校だった頃のこと。
わたしの心の中には、
目に見えないけれど、確かに引かれていた
一本の線がありました。
「学校に行ける子たちはあっち側」
「学校に行けない子たちはこっち側」
そんな風に感じていたのです。
平日のお昼、
子どもと一緒に街を歩いていると
同じように小学生を連れた親子を
見かけることがあります。
そんなとき、ふと思うのです。
「もしかしたらあの子も
こっち側の子かな?」と。
勝手にちょっと
嬉しくなったりもします。
一人で歩く小学生を
見かけることもあります。
今度は「あの子の学校は、
今日は振り替え休日なのかな?」
なんて想像してみたり。
今振り返ると、わたしはその頃
「学校に行っているか・行っていないか」
だけが重要で
「学校に行ける子は元気で安心な子
学校に行けない子は元気じゃなくて心配な子」
そんな風にクッキリと分けていました。
でも、ある朝
他のお母さんたちの会話を聞いた時に
ハッとしたのです。
「うちの子、朝から頭が痛いって言って
泣くから、頭痛薬を飲ませて行かせたの。
これで3日連続よ。ほんとやんなっちゃう」
どうも低学年のお子さんの話のようでした。
その時、わたしは心の中で
「その子、大丈夫かな?」とちょっと
おせっかいに心配してしまいました。
そして、気づいたんです。
「学校に行っているから大丈夫、
学校に行っていないから不安だ」
という考え方だけでは
子どもの本来の姿を
見誤ってしまうかもしれない、と。
子どもを学校に行かせることが
ゴールだと思うと、たとえ家で
元気に笑っている我が子を見ても
「でも、この子はまだ学校に
行けていないからダメなんだよなぁ‥」
なんて思ってしまいがちです。
でも、そう思うのはとても
もったいないことですよね。
目の前で、我が子が笑顔でいるのに…。
大事なのは
「学校に行くか・行かないか」ではなく
子どもが今、エネルギーが
あるかどうかの状態を
しっかりと観つめてあげる
ことだと気づいたのです。
この観方は、
ゼロポイントアプローチで学んだ
貴重な教訓の一つです。
あぁ、本当にその通りだな、って
今も思います。
子どもは、言葉だけではなく
全身でいろいろなことを教えてくれます。
その瞳や顔の表情、声のトーンやしぐさ
体の動き…
それらすべてが子どものメッセージです。
表面的な言葉だけに反応するのではなく
全身から発せられる信号に
こちらも全身を傾けて聴いてあげることが
大切なんですね。
もちろん、余裕がなくて
できない時もありますとも!(なぜか堂々と)
でも、意識しているかいないかだけでも
違うんです。
ゼロポイントアプローチを学んで
わたしは「言った言わない」だけで
子どもを判断することがなくなりました。
そう、あの境界線の話に戻りますが…。
我が子が学校に通うようになった時
「ああ、今うちは、他の人から見れば
あっち側の人に見えるんだな」
と感じました。
でも、本当はその境界線なんて
最初からなかったんですよね。
「学校に行けているか、行けていないか」
だけで子どもを測ろうとして
勝手に境界線を引いていたのは
わたし自身だったんです。
「こっち側、あっち側なんてないんだよ」
「だから、寂しくならなくていいんだよ」
今、目の前で我が子が笑顔でいるのなら
それが一番大切なこと。
もしも今、あなたのお子さんが笑顔でいるなら
お母さん、とっても素晴らしいことを
しているんですよ!
笑顔の先に、学校に通う日が来ても良いし
来なくても良い。
笑顔の先に、新しい道が開けても良いし
開けなくても良い。
「こっち側、あっち側」なんて
最初からなかったのだから。
唯一の正しい道なんてないんです。
だから、安心して、目の前の
お母さんを必要としている我が子との
時間を楽しんでください。
もし今、我が子が可愛いと思えなくても、
それはそれで大丈夫。
子どもが学校に行かないことと
楽しく過ごすこととは本来別物です。
だから、お母さんが楽しいことを大切にして
その楽しさを少しずつでも感じてください。
焦らなくていい。
ゆっくりでいい。
罪悪感を感じることなく、
自分の楽しさに向き合ってくださいね。
これが、わたしが数年前に
我が子の不登校で悩んでいた自分自身に
伝えたかったことです。
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それでは、また!
ゼロポイントアプローチインストラクター
YASUKO
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