「あなたはテレビっ子かい?」と思われそうですが、またまたテレビネタです^^



この数日、NHK・BS1にて夜12時~「世界のドキュメンタリー」という番組の、リクエスト特集が組まれている。その中で私がとても心惹かれるのは、ギャレス・マローンという若い合唱指導者のドキュメンタリー。

以前にも同じ番組を観たけれど、何度観ても、面白い。ワクワクする。胸が熱くなる。

彼は「合唱という文化的なものを根付かせて、活気を得たい」という切実な願いを持つ町や、学校からの依頼を受けて、8ヶ月程の間、合唱の指導をする為に、その場所に赴く。

「一緒に合唱をしてみませんか?」

まずは合唱部員の獲得活動。

どの場所に行っても、物語の始め、彼は「いい人だとは思うけれど…」とやんわり拒絶される。

「だって、男が歌を歌うなんて変だろう?」「歌を歌う…? そんな余裕は私には無いわ」などと言われて。


少しづつ部員が増えても、まだまだ課題は続く。

例えば相手が子供の場合、子供達は集中力が続かなかったり、何かに熱中することに照れがあり気持ちとは裏腹に、適当に取り組むポーズを取ってみたりする。

でも彼は(時に少々、爆発もしつつ)愛を持って、導く。

愛のまなざし(「僕は君になら出来ると思うよ」というメッセージのこもった目)愛の言葉(「君達を誇りに思うよ」「君達と出会えて本当に嬉しいよ」など)を相手に贈りながら。



彼には「見えないものを見ることが出来る」才能がある。

例え、目の前の人が「この町には何一ついいものなんて無いんだ」と言っても「僕には無理だ。出来ない」と言っても彼は納得しない。

彼は目の前のその人の、少し違うところを見ている。その人本人にさえ見えないものを、彼は見ることが出来る。今は表面に浮き上がっていなくても、その人のハートの奥に輝くものがあるのが、彼には見える。空に太陽があるのと同じくらい、そのことを彼は確信している。

そして「歌が好き」「歌は人の心を幸せにする」「歌いたいという気持ちが、上手に歌えることよりも重要な時がある」ということを彼は知っている。信じている。



私は、男女問わず「誰にどう思われようと、自分の信じる道を進む人」に強く惹かれる。私が、生きている間に、ギャレス・マローンという人に、直接会うことは多分無いだろうと思う。でも、どこかで彼と繋がっているような気がする。彼のような人は、いつでも与える。自分の道を進む人は、直接会うことの無い人達にも、間接的に励ましを与える。

そういう人が地球のどこかにいるという事実は、遠く離れた場所にいる誰かに力を与える。




彼はヒーラーだ。本物のヒーラーだ。

セッションの場で、しばしばクライアント様から「わたしにはサイキックな能力が無いから、ヒーラーにはなれないと思う」というお話を聞く。多くの人の頭の中に共通の、一つのイメージがあるのだと思う。

「生まれつきサイキックな能力があって、瞬時に過去世が見えたり、オーラがカラーで見えたりしないと、ヒーラーには、なれない」とのイメージが。

過去世やオーラがカラーで見えるのは素敵なことだけれど、でもそういったものが見えるかどうかがヒーラーになれるかどうかのポイントではないと思う。



あらゆる世界にヒーラーは必要とされている。

だから、それぞれの世界に必要なヒーラーは、ヒーリング能力だけでなく、その世界で必要な能力を併せ持って生まれてくる。絵の世界には、過去世やオーラが見えることより絵を描くことの喜びを知っているヒーラーが。ビジネスの世界ではビジネスの経験が豊かなヒーラーが。その他、医療の世界でも、どんな世界でもそうなのだと思う。

それぞれの人が色々な使命や特技を持って、それぞれの場所で光の仕事をする。

過去世やオーラだけが、目に見えないものではない。



無気力だったり、人生に楽しい事なんて無いと諦めかけていた多くの人が、ギャレス・マローンと、歌に出会って、元気になってゆく。活き活きして、顔に笑顔が戻る。

でも、彼は8ヶ月経つと、去ってゆく。

彼が一箇所にずっと留まらないのも、何だかヒーラーぽいなあ、なんて個人的に思ったりする。たくさんの人の心に最大限、種を植えて、でも何もかも手取り足取りで関わるのでなく、彼がするのは種を蒔くところまで。その後は彼らに任せて、彼は、彼を待つ次の場所へと行く…。

あらゆる場所にヒーラーが。あるゆる場面に祝福が。



今晩も24時~ギャレス・マローンのドキュメンタリーあり。