お立ち寄り下さいまして ありがとう ございます。

 

"breakdown" は 文字通り、

  故障、破損、崩壊、没落、瓦解、頓挫、挫折

などという ことばに 和訳されています。

 

また、心身の衰弱・消耗 (= nervous breakdown)

という意味でも使われます。

正常心が 外的・内的要因で 壊れ崩れてゆくさま

を いうようですね。

 

ヒッチコック劇場の "Breakdown" というタイトルの

作品は そんなさまを 極めて具体的に描写しています。

 

正常心が 音を立てて 崩れてゆきます。

 

では、ちょっと 覗いてみることにいたしましょう。

 

映画「第三の男」で有名な Joseph Cotton が

主演しています。

 

「映画プロデューサーの William Callew (Joseph

Cotton) は 無情で冷徹な実業家である。

感情を顔に出すなどというのは 途轍もない弱虫

野郎のやることだ、と信じている。」

(Movie producer William Callew (Joseph Cotten) is a cold-

hearted and stoic businessman who believes displaying 

emotion is a sign of horrible weakness. )

 

「彼は 電話で泣きついてきた永年勤続の男に解雇

通知をし、電話口で泣くその男を ばかにして笑い

飛ばした。

その後、Callew は ニューヨークに向かって車を

運転していたが 交通事故に遭ってしまった。

意識を取り戻した時、身体の自由が全くきかなく

なっていることに気付く。(目は見え 音は聞こえる

のだが かすかに動かせるのは左手の薬指だけで 

身体を動かすことが一切できない状態である)」

(He fires a long-time employee on the phone and scoffs at 

his crying. Callew later gets into a car accident during a 

drive to New York and he regains consciousness only to 

find himself completely paralyzed.  )

 

「彼は死んでいるものと思われ、彼を覗き込む者

たちは みんな (おれは生きているんだ、と訴える

彼のことを) 無視して通り過ぎてゆく。

で、彼は死体安置所へと 運び込まれた。

検視官は 彼が死んでいることを 正式に認めた。

どうしようもない絶望の淵で Callew は泣き始めた。

生きたまま埋葬される間際に 葬儀屋が 涙を一杯

溜めている彼の眼に気付いた。

やっとこさ 死の淵から 救い出されたのだ.........」

(He is assumed to be dead and is ignored by everyone who 

sees him. His body is taken to the morgue, where a coroner 

examines him and rules him dead.  In desperation and hope-

lessness, Callew begins to cry.  

He is ready to be buried alive when he gets the mortician's 

attentions with his tears. 

He is saved at last ....................)

 

と、まあ そんな次第で "breakdown" の意味が

なんとか具体的に分かったような気がいたします......

 

お付き合い いただき ありがとうございました。