お昼に買い物に出かけた時

杖をついて一人で歩いているおばあさんの横を自転車で通った

おばあさん 膝が上がらず小股でちょこちょこと 早足で歩いている...

(転ばないといいな)…と思ったとたん 
後ろで倒れた音がした

自転車を止めて振り返ると うつ伏せのおばあさん

「大丈夫ですか!?」と声をかけると「大丈夫です」 と返事をされたけれども
心配で引き返しておばあさんのもとへ

自力では立てず 私がしゃがんで肩を貸し つかまってなんとか立つことができた

杖を手渡し「大丈夫ですか?歩けますか?」とたずねると 「家はすぐそこだから」「大丈夫です」と
右手で塀に手を添えながら 左手で杖をついて また小股で早足で歩きはじめた

「気をつけてね」 「ゆっくりね」と言い 気になりながらも見届けずに帰ってきてしまった


家に着いてから 泣けてきた…
六年前 末期ガンとわかって一年後に亡くなってしまった母に 最期まで優しくできなかったことを まだ悔いている私...

今日会ったおばあさん
母とは面影も違うし 母は杖もついていなかったけど
母を思い出してしまった

母に申し訳なかったな

毎日仏壇に手を合わせたって 遅いんだ



いろいろな形で 恩返ししていこう

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